失点絡むも地元紙は高評価。長友はいかにして“メッシ2世”を完璧に封じたのか?

ベローナ戦のパフォーマンスに地元紙は概ね高い採点をつけた。インテルの長友佑都は対峙したアルゼンチン期待の新星を完璧に封じたのだ。攻撃のタスクも担いながら難しい役割にどう対処したのか?

2013年10月28日(Mon)8時00分配信

text by 神尾光臣 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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地元紙が高い採点をつけた長友

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地元紙の評価も高かったこの日の長友【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 カットインからのシュートから1得点を演出するが、4-2とされた場面ではロムロにワンフェイクで抜かれて失点を許す。26日、左ウイングバックでフル出場を果たしたエラス・ベローナ戦での長友の戦績だ。

 前例から考えれば、こういうとき長友に対する地元紙の評価は減点法で厳しいものとなる。ただガゼッタ・デッロ・スポルト、トゥットスポルトの2紙で6.5。ガゼッタ紙でこの日の寸評を担当した記者は長友に対しては概ね辛口な人物だが…。媒体によっては、長友に7の評点を与えていたところもあった。

 あえて言う。長友の出来は、失点に絡んだにもかかわらず素晴らしいものだったのだ。試合毎に研ぎすまされて行く戦術眼のもと、スピードと運動量を活かしてサイドを崩し、全体を活性化させる。

 しかも対面には、どんなチームも警戒する強力な若手のアタッカーがいた。それを消しながら1得点に絡む攻撃を見せたパフォーマンスを振り返るとき、長友の凄さが見えてくるのだ。

 ベローナの右ウイングには、現在絶好調のアルゼンチン人FWファン・マヌエル・イトゥルベがいた。ポルトに籍を置きベローナにはレンタルで来ている20歳は、スピードに乗ったドリブルを武器とし「メッシ2世」とさえ言われていた人物。実際彼はその緩急自在のドリブル突破を駆使し、対戦したDF陣を血祭りにあげ、3連勝に貢献していた。

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