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ヤマザキナビスコカップ・ニューヒーロー賞の有力候補は誰だ?

ヤマザキナビスコカップは若手が出場できるチャンスが増える大会とあって、もっとも活躍が顕著だった23歳以下(大会開幕時)の選手にニューヒーロー賞が贈られる。

text by 編集部 photo by Asuka Kudo / Football Channel

ヤマザキナビスコカップ・ニューヒーロー賞の有力候補は誰だ?
決勝は11月2日・国立競技場で行われる【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 ヤマザキナビスコカップは若手が出場できるチャンスが増える大会とあって、もっとも活躍が顕著だった23歳以下(大会開幕時)の選手にニューヒーロー賞が贈られる。同賞は96年に設けられた。

 昨年は清水エスパルスの石毛秀樹選手が18歳1ヶ月で史上最年少での受賞を果たした。
 
 過去の歴代受賞者は以下のとおり。

1996年 名波浩(磐田)/斉藤俊秀(清水)
1997年 三浦淳宏(横浜F)
1998年 高原直泰(磐田)
1999年 佐藤由紀彦(F東京)
2000年 鈴木隆行(鹿島)
2001年 曽ケ端準(鹿島)
2002年 坪井慶介(浦和)
2003年 田中達也(浦和)
2004年 長谷部誠(浦和)
2005年 阿部勇樹(千葉)
2006年 谷口博之(川崎F)
2007年 安田理大(G大阪)
2008年 金崎夢生(大分)
2009年 米本拓司(F東京)
2010年 高萩洋次郎(広島)
2011年 原口元気(浦和)
2012年 石毛秀樹(清水)

 代表クラスがずらりと並ぶ。

 ニューヒーロー賞はほぼ決勝進出の2チームのいずれかから選出されているが、大会を通じた投票獲得数にもよるため、敗退したチームからも選出されることもある(1996年の名波、1997年の三浦、1999年の佐藤、2001年の曽ケ端、2006年の谷口)。
 
 なお、投票・選考方法は以下の通り。※Jリーグオフィシャルより引用

・1試合毎に報道関係者1人1票の投票権を持つ。
・投票の集計結果(予選リーグ~準決勝)をもとに、Jリーグチェアマン、専務理事、常務理事、技術委員長、事務局長からなる選考委員会にて本年度のニューヒーロー賞を選出する。

 今大会の有力候補はといえば、23歳以下となると浦和は条件を満たす有力な選手がいない。原口元気は年齢条件はクリアするが、2011年に受賞済みで投票の対象外となる。

 柏は工藤壮人か、茨田陽生あたりが有力だが、断然有力なのは工藤だろう。

 今大会は3試合に出場して1得点。

 発表と表彰は決勝戦前に行われる。
 
 なお、工藤は10月27日に開催されたJ1第30節浦和対柏(2-1で浦和が勝利)の前哨戦に続いてスタメン出場が濃厚だ。

 また、過去にニューヒーロー賞と大会MVPを同時受賞した選手が3人おり、3選手とも決勝戦でゴールを挙げており、チームも優勝を果たしている。
 
2003年 田中達也(浦和)
2007年 安田理大(G大阪)
2009年 米本拓司(F東京)

【了】

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