最下位でも年間60億円以上。プレミアリーグの繁栄を支える莫大なTVマネーに迫る

有名選手が集まるプレミアリーグ。そこにはれっきとした理由があった。それは莫大な放映権料。最下位のクラブでも60億円以上がもらえ、それによって選手の獲得も有利になる。世界一のリーグを支えるマネーの裏側に迫った。

2013年11月08日(Fri)12時02分配信

text by 斎藤史隆
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年間で約2900億円。イタリア、ドイツの2倍以上の額

最下位でも年間60億円以上。プレミアリーグの繁栄を支える莫大なTVマネーに迫る
各国リーグ年間放映権料

「世界最高のリーグ」。

 一部のイングランド人は盛んに口にする。しかし、国が変われば、別の意見も存在する。自国リーグに誇りを持つのは当然。しかも「最高」の定義次第で、さまざまな意見が出てくるのは不思議でない。しかし、プレミアリーグが胸を張って「世界一」と主張できるものがある。テレビ放映権料だ。

 プレミアリーグはリーグが全放映権を一括で管理し、所属する20クラブに分配する方式をリーグが発足した1992年来採用している。放送局との契約期間は当初5年間であったが、過去約10年は3年毎の更新が定着してきた。

 今季は新たな3年周期の契約が始まり、その金額は過去最高に達した。昨季までの3年間の総額は約30億ポンド(約4800億円)であったが、今季からは推定55億ポンド(約8800億円)に膨らんだ。内訳は国内向け放映権が約30億ポンド(約4800億円)、海外向け約20億ポンド(約3200億円)。

 つまり年間に直すと、18億ポンド(約2900億円)近い放映権料がリーグに流れていることになる。

 プレミアリーグと同様、テレビ放映権を一括で管理している他の欧州主要リーグと比較すると、「王者ぶり」は極めて鮮明だ。年間の放映権料はセリエAの9億ユーロ(約1200億円)、ブンデスリーガの7億ユーロ(約900億円)と比べると、いずれも2倍以上。まさしくダントツである。

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