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ザックの解任はない! 日本サッカー協会原技術委員長が明言

11月10に放送された「COOL JAPAN FOOTBALL」では、スタジオに集結した日本代表のサポーターとともにザックジャパンの問題点を徹底議論。

text by 編集部

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 11月10に放送された「COOL JAPAN FOOTBALL」では、スタジオに集結した日本代表のサポーターとともにザックジャパンの問題点を徹底議論。さらに、そうした疑問をジョン・カビラ氏が日本サッカー協会・原博実技術委員長に直撃インタビューをする内容となった。

 ジョン・カビラ氏が原技術委員長ぶつけた疑問は大きく分けて3つ。

 最初の疑問は、コンフェデ杯以降にチームに漂っている停滞感について。閉塞感とその打開策に関して原技術委員長は「そういう声は聞いています。一番大事なことはブレずに、ブラジルのワールドカップまで良い準備すること。代表は本当にやれる期間が少ない。すぐに変えたほうがいいという人もいるが、そういうものではない」とコメント。

 ただし「いろいろな選手を使った方がいいという気持ちはわからなくはない」とも話している。佐藤寿人や大久保嘉人が選出されない点に関しては、個人の実績よりも戦術にあった選手選考を優先していることを明かしていた。

 続いては戦術面。そこでは今は戦術変更よりも我慢の時期であることを強調。

「監督とは色々なことを話しています。前回の南アフリカでもコンパクトな陣形をやろうとしたが、どうしても自陣に近いところになってしまう。

 これを(敵陣のほうに)上げて欲しいと、最初のときに言ってある。今はそれをやっているが、ウルグアイ戦のように一発で崩されてしまうときもある。勝った負けたよりも怖がらずにトライすること」と、現在は戦術にトライしている最中であることに理解を求めた。

 最後の疑問は、成績不振が続いた際のザック解任という可能性について。これには原技術委員長は「考えていないですね」と明言。

「リーグ戦と違い、代表の試合は一試合に重みがあるので、1ヵ月2ヵ月その話題が続く。やれる試合が限られているので、できるだけチームを作りたいところと競争をさせるところのバランスをどう取るのか。

 目先の結果だけではなく、内容にトライをすること」と結果よりも内容が重視で、解任の可能性はないことを強調していた。

 最後にオランダとベルギーとの新善試合に話題が及ぶと、「そっちのほうがいい試合をすると思います」と一言。果たして10月の欧州遠征よりも、日本代表の内容は良くなっているのか。注目となる。

【了】

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