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Jリーグ 10年前

穏やかに始まる愛もある!J2・JFL入れ替え戦で讃岐サポから感じられたこと

12月1日に行われたJ2・JFL入れ替え戦(初戦)。上にいくか否か、まさにクラブの運命すらも決める重要な一戦だが、世間的な注目度はあまり高くなかった。そんな試合に「はとのす」ブログでお馴染み中村氏が参戦。一体何を感じたのか?

text by 中村慎太郎 photo by Shintaro Nakamura

注目度がいまいちの大一番

穏やかに始まる愛もある!J2・JFL入れ替え戦で讃岐サポから感じられたこと
カマタマーレ讃岐の強力な魅力の1つは…【写真:中村慎太郎】

 ホーム&アウェー方式で行われるJ2・JFL入れ替え戦の第1戦が、香川県立丸亀競技場で行われた。対戦するのはJ2で最下位に沈んでしまったガイナーレ鳥取と、JFLで2位を記録したカマタマーレ讃岐(JFL1位の長野パルセイロは、スタジアムがJ2ライセンスの条件を満たしていないため昇格資格なし)。

 この試合は、J2のチームが昇格プレーオフと同じ日程で開催されたこともあり、注目度が低かった。その上、ガイナーレ鳥取は42試合を5勝で終えることになり、カマタマーレ讃岐については、Football Channelで財政面での苦況が報じられるなど明るいニュアンスで語られる試合でもなかった。

クラブの生死を懸けた入れ替え戦。カマタマーレ讃岐が絶対にJ2昇格しなければならない理由 | フットボールチャンネル

 ぼくもこの試合にはあまり関心を持っていなかった。しかし、カマタマーレ讃岐のボランティアスタッフの方から「是非、うちのチームを観に来て欲しい!!」との強いお誘いを頂き、讃岐うどんの名店を案内してもらえるという誘惑に心を動かされたこともあって、丸亀県立競技場まで行ってみようという気になった。

 本筋から外れるため詳しくは書かないが、私の食べた「釜バターうどん」は常軌を逸する美味しさであり、その味は3日経った今でも全く色あせることはない。もちもちとした風味豊かな麺は、うどんの概念を覆してくれた。アウェー観戦の前後に釜玉うどんを食べることが出来るというのは、カマタマーレ讃岐の強力な魅力の1つだろう。

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