日本が最も警戒すべきコロンビアのエース、ファルカオはなぜ決定力が高いのか?

ブラジルW杯で日本が3戦目に戦うコロンビア。最も警戒すべきはエースのファルカオだ。彼のプレーにはどんな特徴があり、そしてなぜあそこまで決定力が高いのか。『サッカー好きほど知らない戦術の常識』の中で清水英斗氏が分析した。

2013年12月13日(Fri)10時48分配信

text by 清水英斗
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決定力が問われる場面でこそ輝く

 ファルカオは前所属のアトレティコ・マドリー、そして現在のモナコでも、1トップと2トップの両方のシステムでプレーしている。

 1トップ時のファルカオは最前線の最も相手ゴールに近いポジションに張り、裏のスペースを積極的に狙って動くことで攻撃における縦の深さを作るタイプだ。2トップの場合など、組み合わせによってはファルカオがポストプレーのために下がってくることも増えるが、基本的にはそれほど得意ではない。

 ただ収めてさばくだけで、精度も普通だ。中盤に絡んで行くプレーよりも、やはりカウンター気味に一発で裏のスペースへ飛び出すような場面、あるいはクロスに対して迫力を持って飛び込んでいく場面など、ゴールに向かってプレーし、決定力を発揮する瞬間こそ、ファルカオの真骨頂と言える。

 フェルナンド・トーレス、セルヒオ・アグエロ、ディエゴ・フォルラン、そしてファルカオ。アトレティコ・マドリーの点取り屋として君臨したストライカーは、もちろん個々に違いはあるが、器用な中盤的FWではなく生粋のゴールハンターである点において、基本的な特徴がよく似ている。それはクラブの強化方針の確かさを示すものであり、彼らの売却益によってクラブ経営が助けられた事実が証明している。

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