今後も“本田対策”が予想されるが――。ミラン新監督のポゼッション志向への固執が意味する“10番との心中”

辛勝だったベローナ戦。ミランの本田圭佑は先発出場するも、60分過ぎに途中後退。現地紙は厳しい評価を下した。苦戦にはベローナの徹底対策もあった。今後も予想されるがセードルフ新監督は改めてポゼッション志向であることを明言した。

2014年01月21日(Tue)7時16分配信

text by 神尾光臣 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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新システムをいきなり採用したセードルフ監督

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監督就任後の初戦を勝利で飾ったセードルフ監督【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 ちょっとした衝撃だった。前日の公開練習で分かっていたことだとはいえ、セードルフ監督はベローナ戦で4-2-3-1の新システムを本当に使い、そして本田を本当にトップ下で起用したのである。そして衝撃は何より、彼らは前半ほぼ一方的に相手陣内で試合をし、カウンターも許さなかったことだ。

 その上では少なくとも、本田圭佑は効いていた。カカーやロビーニョ、またワントップのバロテッリも加え、彼らと接近したポジションを取り小気味よくパスを回す。ベローナ守備陣のゾーンの隙間にすっと顔を出しては、パスを貰ってそれをワンタッチで裁く。こうしたことで相手はプレスの掛けどころを見つけられず、ミランのポゼッションはさらに上がるのだ。

 その間に本田は、9分のカカーへ通した正確な浮き球のパスや、数々のワンツーなどを積極的に試み、局面の打開を試みていた。前線4人の中で蚊帳の外になることがなく、またモントリーボや最終ラインからもパスを付けてもらい、常に展開の中にいたのだ。

 そして賞味60分をプレーした後に、ビルサと交代。ロシアシーズン終了後、1ヶ月に渡り実戦から遠ざかっていた本田には調整がまだ必要であり、チーム側の発表によれば金曜日にも別メニューで調整が施されている。その状態ではやむを得ずで、新戦術に適応するという点ではまずまずの内容だったといえる。

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