フットボールチャンネル

本田圭佑 10年前

「爪痕を残したが交代が遅すぎる」「一人ではプレーできない」。敗戦のミラン、現地記者は本田投入の遅れを嘆く

text by 編集部 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「過去最悪のミランに来てしまった」

 フェデーレ記者は最後に名門のあまりの凋落を嘆いた。

「今夜の本田は、ミランがもうミランではなくなってから試合に入った。2014年本田にとっていいスタートとはいえない。ベルルスコーニ会長となってから、過去最悪のミランに来てしまった。来シーズン、ヨーロッパのカップ戦に参加できないリスクも出てしまった」

 シルビオ・ベルルスコーニ会長がミランを買収したのは1986年。そこからスクデット8回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝5回など数々の栄誉を手にしたが、現在はリーグ11位に低迷する。

 現状では来季のチャンピオンズリーグ進出はおろか、ヨーロッパリーグ出場すら叶わない。そして、カップ戦敗退も決まった。近年最弱というフェデーレ氏の現在のミランに対する指摘は間違ってはいないだろう。

 26日の敵地カリアリ戦からの本田とミランの巻き返しに期待するしかない。

【了】

関連リンク

ミラン新監督のポゼッション志向への固執が意味する“10番との心中”
志向するサッカースタイルが導く未来
本田圭佑と香川真司 日本代表の核となる二つの個性

1 2 3

KANZENからのお知らせ

scroll top