ドイツ人記者が探る、内田篤人がシャルケで愛される理由

クラブにとって内田とはどのような存在なのか。選手やスタッフ、ファンから愛される男が、ドイツで過ごす日々とは。シャルケ04でのこれまでをクラブ関係者の話をもとに紐解いていく。

2014年01月25日(Sat)7時03分配信

text by ダビド・ニーンハウス photo Ryota Harada
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【フットボールサミット第16回】掲載

「コイツは上手にドイツ語を話せるんだぜ!」(ジョーンズ)

ドイツ人記者が探る、内田篤人がシャルケで愛される理由
内田篤人【写真:原田亮太】

 強い日差しが注ごうが、氷のように冷たい雨が降ろうが、内田篤人の髪型はいつもキマっている。そう、彼の顔に浮かぶ微笑みのように。シャルケの小柄な日本人選手が、イヤな雰囲気を漂わせていることはまずない。そのムードが、チームメートをしびれさせるのだ。人気者の内田は、シャルケの誰とでもうまくやっていける。

 シャルケで中盤の守備を司る「タフガイ」ジャーメイン・ジョーンズは、インタビューを受けている25歳のサイドバックを見つけると、腕に絡め取って、記者に笑みを向けた。「コイツは上手にドイツ語を話せるんだぜ! 言い訳なんか、許しちゃダメだ」。

「ウッシー」と呼ばれるルール地方の人気者は、首を振って同僚の発言を否定した。もちろん、ドイツ語が分かればこそ、である。

 内田はもちろんドイツ語を理解できるが、ドイツ語だけで行われる会話は彼には難しすぎるものだ。ゲルゼンキルヒェンでの生活が3年目に入っても、それは変わらない。

「言葉を学ぶということに関して、彼は一番頑張っている中の一人だ」とのシャルケのスポーツディレクター(SD)、ホルスト・ヘルトのコメントがメディアに紹介されたことがある。内田は「話し合いでは強く意見を言う」し、「ユーモアも秀逸」とのことである。

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