苦境の要因はマンU監督ではなく自分自身にあり――。英国人記者が分析する、香川真司に足りないこと

マンチェスター・ユナイテッドで苦しんでいる香川真司。モイーズ監督のスタイルへの批判も出ているが、英国人記者は香川が出場機会に恵まれないのはそのせいではないと語る。一体、香川には何が足りないのか?

2014年02月12日(Wed)7時28分配信

text by ショーン・キャロル photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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単独で試合の流れを変えることはできない

 香川真司がマンチェスター・ユナイテッドで困難な状況に陥っていることは周知の事実である。このプレーメーカーが近いうちに“レッド・デビルズ”で重要人物として認められることはないだろうし、チームから移籍することが最良の選択であるように思える。

 ほとんどの日本のメディアとイングランドのメディアは、極めて保守的な指揮官の犠牲になっていると報道した。デビッド・モイーズ監督は香川を恣意的にオールド・トラッフォードから遠ざけたように思えるが、私は彼に欠点がないとは思えない。

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ドルトムント時代の香川【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 たしかに開幕してからしばらく、香川は試合に出場しなかった。だが、彼は極めて少ないながら与えられた出場機会では、必ずしも困難を恐れず立ち向かう姿勢を見せてはいなかった。

 正反対に、セレッソ大阪とドルトムント時代には、エネルギー溢れるプレーでJリーグとブンデスリーガのディフェンダーたちを混乱させていた。

 それは、技術、体調、ポジションとは無関係の“信頼”の問題だ。

 J2のディフェンダーを引き裂くときや、イルカイ・ギュンドアン、マリオ・ゲッツェ、ロベルト・レバンドフスキら最高のタレントに囲まれたときに香川は才能を発揮するが、単独で運命を変える能力を持っていない。

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