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CLベスト16。オッズ有利もマンUにとって侮れないオリンピアコス。香川の出場は望み薄か

text by 海老沢純一 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

香川に出場のチャンスは?

CLベスト16。オッズ有利もマンUにとって侮れないオリンピアコス。香川の出場は望み薄か
左サイドはヤヌザイと、パレス戦で先発を外れたヤングのどちらかが起用される可能性がある【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 とはいえ、ここまで批判され続けているモイーズ監督にとって、汚名返上する唯一のチャンスがCLだけに、1月22日に行われたキャピタル・ワンカップのサンターランド戦以降、1ヶ月以上も実戦から離れている香川を起用する事は考えにくい。

 トップ下には引き続きルーニーが起用されることが濃厚だ。左サイドはヤヌザイと、パレス戦で先発を外れたヤングのどちらかが起用され、同じくパレス戦で先発を外れ、後半35分から出場したバレンシアが右サイドを務める可能性が高いだろう。

 一方のオリンピアコスは、組み合わせ抽選後にはユナイテッドにとって「最高の抽選結果」と言われたが、決して侮れない相手だ。

 ギリシャ・スーパー・リーグでは26試合で24勝2分と無敗で、2位とは勝ち点20差をつけて首位を独走中。さらに、ファーストレグが行われるスタディオ・カライスカキスでは13戦全勝と無類の強さを誇っている。CLグループステージでは、パリ・サンジェルマンにこそ2-1で敗れているが、ポルトガルリーグで首位に立つベンフィカには1-0で勝利している。

 そのスタディオ・カライスカキスは、3万2115人収容のスタジアムながら、サポーターが生み出す熱気は独特で、アウェイチームにとっては10万人にも感じられる重圧を受けるという。

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