「本田は適応できていない」
ACミラン本田圭佑は0-2で敗れたホーム、ユベントス戦で後半26分からボランチで途中出場したが、劣勢を覆せずに見せ場を作ることもできなかった。前節サンプドリア戦では右の攻撃的MFで勝利に貢献し、辛辣なイタリアメディアから一定の評価を取り戻した「背番号10」だが、この日のパフォーマンスで再び評価は急落。高値安定とはなかなかいかないのが本田の現状だ。
現地テレビ局「ゴールドTV」でミラン番を務めるパオロ・ヴィンチセッテ記者は本田に落第点の『4.0点』を付けた。
「本田はまだミランに溶け込んでいない。報道陣にも溶け込んでいないように、イタリアの環境に慣れることができていない。闘わなければいけない。そして、更なる努力が必要だ。ポジションの問題もあるかもしれない。
本来のポジションではなかったかもしれないが、正直イタリアのサッカーにうまく入れていない。時間の経過とともに、カルチョの適応できるならいいが……。今、彼のプレーを観られるような状態ではない。もう一度言う。本田は適応できていない。イタリアという環境に慣れなければいけない。メンタリティの問題もあるだろう」
ためらいもなく最低点で酷評した同記者はロシアリーグからセリエAというレベルの違いにまで適応できていないと厳しい口調で指摘していた。本人の好むトップ下ではなく、右サイドやボランチで起用される戦術的な理由より以前のメンタリティの問題を挙げていた。