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本田圭佑 10年前

ウディネーゼ戦の本田は落第点「今夜のワースト1」。セードルフ監督の起用法にも疑問

ウディネーゼとの対戦に0-1で敗れたACミラン。右サイドでスタメン出場した本田圭佑も見せ場を作ることができず、現地評価も厳しいものとなった。また、セードルフ監督の選手起用方法にも疑問が投げかけられている。

text by 編集部 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

このままなら休ませた方がよいのではないか

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本田はスタメンフル出場したが、またも不発に終わった【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 ACミラン本田圭佑は8日のアウエー、ウディネーゼ戦で先発フル出場を果たした。5日に東京・国立競技場で行われた日本代表ニュージーランド戦に出場している「背番号10」は前日の記者会見でクラレンス・セードルフ監督が明言した通り、右攻撃的MFでの中2日での強行出場となった。

 しかしながら、またもや不発。後半途中から「DNAを持っている」と自称するトップ下に入り、フル出場を果たしたが、見せ場を作れず、試合は0-1で完封負けに終わった。チームは2連敗。試合後にはミラン番記者から、本田はまたも酷評されることとなった。

 地元紙トゥット・スポルト紙のステファノ・パスクイーノ記者は本田に落第を意味する「4点」を与えた。結果を出せないニューカマーに舌鋒も鋭かった。

「本田はひどいプレーだった。今夜のワースト1だった。日本から戻ってきたばかりだというせいだが、よくなかった。時差ぼけだったのか。前回の試合から大きく後退した。ロシアリーグから来たことで、リーグのサイクルでのフィジカルのコンディションの違いもある。休ませた方がよいのではないか。このままだと、更なる醜態をさらけ出すことになってしまう」

 パスクイーノ記者はワースト1という最悪の評価を本田に下した。日本での国際親善試合を終えたばかりで身体的に厳しい状況であることを考慮している。

 ロシアリーグからセリエAに加入したばかりで、環境面の変化にも同情の余地を認めているが、加入当初大きな戦力と期待された司令塔候補にリーグ戦の大詰めでの「休養指令」は現状で戦力とみなされていないのとほぼ同義ではないか。あまりに残酷な現状だ。

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