浦和レッズへの無観客試合処分は妥当か? 英国人が見た「JAPANESE ONLY」と日本における差別意識

来日30年。マイケル・プラストウ氏は、日本サッカーの黎明期から見つめ続けている英国人ジャーナリストだ。人種差別の問題や、J3創設、2ステージ制、秋春制以降問題などJリーグは新たな転換期を迎えている。プラストウ氏は、そんな日本サッカーの現状をグローバルな視点から語ってくれた。第1回は、浦和レッズが、サポーターの差別的横断幕によって無観客試合という処分を下された事件について。

2014年03月22日(Sat)9時46分配信

text by 海老沢純一 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography , Kenzaburo Matsuoka
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問題は対応の鈍さ

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マイケル・プラストウ氏

――浦和レッズに対する無観客試合の処分は妥当だと思いますか?

「妥当だと思います。Jリーグはそれくらいのことをしなければならなかった。FIFAが人種差別に対して厳しい姿勢を取っているので、Jリーグも同じような姿勢を取らなければならなかったでしょう。そうしなければ、FIFAがJリーグに対して何かするかもしれませんでした。

 そして、それとは別にグローバルな流れで皆が意識する必要があるでしょう。このような事件と厳しい罰は、日本社会のためになることでもあります」

――サポーターの問題行動の責任はレッズにあると思いますか?

「レッズにとっては不運だったと思います。他のクラブで起こっても対応出来たかは分かりません。出来たかもしれないし出来なかったかもしれない。レッズは出来なかった。

 レッズはクラブとして、間違いなく“人を差別する”ということをしたく無いし、そういうクラブではない。そういうクラブは世界中を見渡してもありません。

 ただ、問題が発生したときの対応の鈍さ、鈍感さは問題だった。レッズ側から見ると、自分たちが横断幕を出したわけではないので、非常に厳しいと見えるかもしれない。

 金がかかるし、多くの人々に迷惑をかけている。レッズの評判とJリーグの評判がかなり悪くなったとも思います」

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