英国人記者が語る日本のスタジアム問題。「日産スタは雰囲気足りない。横浜に3万人の屋根付きスタあるといい」

来日30年。マイケル・プラストウ氏は、日本サッカーの黎明期から見つめ続けている英国人ジャーナリストだ。人種差別の問題や、J3創設、2ステージ制、秋春制以降問題などJリーグは新たな転換期を迎えている。プラストウ氏は、そんな日本サッカーの現状をグローバルな視点から語ってくれた。第2回は、スタジアム問題について。

2014年03月26日(Wed)11時23分配信

text by 海老沢純一 photo Kenzaburo Matsuoka
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サッカー専用スタジアムは「観客のためになる」

英国人記者が語る日本のスタジアム問題。「日産スタは雰囲気足りない。横浜に3万人の屋根付きスタあるといい」
日産スタジアム【写真:松岡健三郎】

――Jリーグでは、サッカー専用と陸上競技場という2種類のスタジアムが存在しています。今後、Jリーグはサッカー専用スタジアムを増やすことを推進していくべきだと思うのですが。

「サッカー専用スタジアムは、観客のためになるでしょう。ピッチの近くで観た方が良いのは当然です。陸上競技場のゴール裏の距離、高さは問題です。ピッチから遠いと、上から眺めている感じで何をやっているのか分からないですよね。全体の雰囲気のためにもトラックが無い方が良い。

 しかし、多くのスタジアムは2002年W杯をきっかけに出来たものや、改修されたものなので、早急な課題ではないかもしれません。まだ十分使えますからね。

 もちろん、Jリーグの観客動員数から見ても、大きすぎるスタジアムよりも1万5000人位のスタジアムで、ピッチに近いスタンドだったら間違いなく雰囲気が良くなる。試合展開もよく分かりますね。J2、J3から上がろうとしているチームは、スタジアムは高い物だから自治体が検討してくれたら良いですね。自治体もお金がないでしょうけど」

――関東圏でいえば、横浜F・マリノスは両極端なスタジアムを使い分けていますね。

「横浜は、日産スタジアムの方が素晴らしいスタジアムかもしれないけれど、雰囲気が足りないですね。三ツ沢の方がずっと雰囲気が良いです。ただ、マリノスにとって三ツ沢は小さ過ぎるし、日産は大き過ぎる。理想は、その間の3万人くらいが入れる屋根の付いたサッカー専用スタジアムが欲しいですね。

 横浜市にはマリノスを含め、横浜FCやY.S.C.C.横浜とJリーグのクラブが3つもある。考えてくれたら良いのではないかとは思いますね。ベガルタ仙台の本拠地ユアテック・スタジアムのようなスタジアムを造って欲しいですね。横浜には金銭的な余裕があるかもしれませんが、他は難しいでしょう。

 さらに、小さいスタジアムには屋根が欲しい。観客に優しいし、天気が悪い日には観客動員にも役立つはずです」

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