「どんどん無価値だったと思えてくる」

　リネカー氏は1986年のメキシコW杯で得点王に輝いた直後にバルセロナへ移籍し、プレーした3シーズンでは88年に国王杯、89年に欧州カップウィナーズ杯を制した。

　リネカー氏はメッシのプレーを観戦中に次のように呟いた。

「メッシの足には笑けてくる」
「メッシは私の現役時代が価値の無いものだったことを見せているようだ」
「どんどん無価値だったと思えてくる」
「冗談抜きに、メッシはたった1試合で私がキャリアを通して築いた卓越したプレーを上回るプレーを見せている」

　さらに16日には「メッシが370ゴールを決めてバルセロナの史上最多得点選手になった。この男は神童だ」と、同日行われたオサスナ戦でハットトリックを記録し、7-0での大勝に貢献したメッシについて、驚きのコメントを発した。

　17日のスペインメディアでは「バルセロナで現役を終える」と語ったメッシ。現在バルセロナは首位レアルマドリーと勝ち点4差で3位につけているが、23日の次節ではアウェーでレアルとの直接対決が控えている。

　世界最優秀選手に4度輝き、シーズン30ゴール越えを6季連続で記録しているメッシが、そこで再び勝利に貢献し、5ヵ月間続いているレアルの無敗記録を止められれば、リネカー氏だけでなく、他の一流選手たちも驚愕することだろう。

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