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本田圭佑 10年前

本田への伊紙・単独インタビュー全文掲載。「結果に満足していない。批判は当然」「重圧は好き、歓迎したい」

text by 編集部 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「哲学は違うけど、重要なことは話し合うこと」

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本田圭佑【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

――戦術も我慢のうちなのか? 日本では、本田は自分のポジションでないところでプレーしていると言われている。

「セードルフ監督とよく話をしている。彼の上手な英語で、理解するのは易しい。初めは多くのことがわからなかったから、彼の部屋へ行って、細かく深く色々なことを聞いた」

――今はよりわかるようになった?

「初めは右のポジションは難しかった。でも、真ん中にはカカがいて、いいプレーをしている。初めの試合よりも少し良くなってきた。確かに真ん中は“僕の家”。代表でもCSKAでも右でやったことはあるけど、トップ下に入るのが好き。

 セードルフ監督は、僕は右でプレーするクオリティーを持っていると言う。選手は合わせなければならない。哲学は違うけど、重要なことは話し合うこと。僕たちは毎日とてもよく話をしている」

――哲学が違うと言いましたが、あなたの哲学とは何でしょう?

「カウンター攻撃のサッカーがある。ポゼッションにベースを置くサッカーもある。すべては監督の要求によるもの。クラブの必要性に合わせることは重要なこと」

――チームに慣れるために助けてくれたチームメートは?

「ミラネッロではみんな最高に優秀だ。スタッフは優れている。チームメートのみんなが助けてくれた。カカは何かわからなかったら訳してくれるし、ボネーラ、アバーテ、モントリーヴォはアドバイスしてくれている。早く慣れるためにすべては重要だ」

――バロテッリとピッチで抱き合ったが、すごく違うタイプの2人が息を合わせるのは印象的だった。

「服の趣味や生活スタイルは違うけど、ピッチでは同じだ。一緒に戦い笑う。マリオは彼の個性でイタリア人たちにたくさんの感動をプレゼントした」

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