フットボールチャンネル

本田圭佑 10年前

本田への伊紙・単独インタビュー全文掲載。「結果に満足していない。批判は当然」「重圧は好き、歓迎したい」

text by 編集部 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「ユウトとの対戦はよく走らなければならないのはわかっている」

――プライバシーは尊重されていると言えますか?

「まだ評価できない。イタリアにまだ3ヶ月しか住んでいないし、あまり外へ出ない。ともかくミラノは好き」

――イタリアに来て監督交代に苦しんだように思えます。

「楽な状況ではなかった。ただ、選手生活ではよく起きることだ」

――日本代表監督のザッケローニはセードルフ監督とは違う。より経験があるのはザックだが、彼も日本語は話さない。

「とてもいい関係だ。いい通訳がいる。ザッケローニ監督は優秀な監督で、彼と仕事して多くのことを学んだ」

――日本というひとつの国が君の肩にかかっている、そういう重圧は複雑か?

「プレッシャーは好き。大きな期待がかかるのを歓迎したい。僕はそういう性格」

――ミラノでダービーを長友と試合する。日本人ファンには刺激的な試合だ。

「みんなにとって刺激のある試合であって欲しい。ユウトとの対戦はよく走らなければならないのはわかっている」

――日本人は我慢強いというが、イタリアのサポーターたちもあなたに我慢強い。

「我慢を期待はしていなかった。僕は10番を選んだ。大々的なお披露目で紹介された。ファンが僕に期待しているのはわかっている。でも僕は自分に自信を持っている。批判は決して僕をバラバラにすることはない」

 記事では本田のミラン戦のプレーデータも紹介された。

 13試合中10試合先発 834分出場。5試合フル出場。三度のイエローカード。イタリア杯は次のシーズン初戦で出場停止。平均点は5.79点。まだ不十分だが、上昇していてここ最近の2試合は、6と6.5点としている。

【了】

関連リンク

フットボールサミット第8回 本田圭佑という哲学 世界のHONDAになる日
本田圭佑と香川真司 日本代表の核となる二つの個性
高校サッカー監督術 育てる・動かす・勝利する

1 2 3 4

KANZENからのお知らせ

scroll top