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本田圭佑 10年前

ミラン監督、戦術の秘密を明かす。「右でスタートだが右サイドではない」、本田起用法をめぐる謎かけの意図とは?

7日のジェノア戦を控え、ACミランのセードルフ監督が記者会見を開いた。ヨーロッパリーグを目指すためにも重要な一戦であることを強調し、さらに本田の起用法についても言及。「右だが右ではない」、謎かけにも近い発言の意図とは?

text by 編集部 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「この試合は7試合残っているうちで、最も大事な試合」

 ACミランのクラレンス・セードルフ監督が7日アウェイ、ジェノア戦へ向けた公式記者会見に臨んだ。

――カカーのミランでの出場記録(編注:ミランでの300試合を達成)のお祝いは何かあったのでしょうか?

「リカルド(カカーのこと)は素晴らしい仕事をした。このチームのリーダーであり続けている。チームメイトやサポーターの要求にもプレーで応えている」

――勝利したフィオレンティーナ戦がチームのベースになりますか?

「少しずつチームができてきている段階だ。あまり戦術を変えたくない」

――順位を上げるためにも(ジェノア戦は)重要な一戦です。

「この試合はより重要な試合だと選手たちにも話した。アウェイだし、続けて今までのような試合をすれば、勝ち点3を持ち帰れる。この試合は7試合残っているうちで、最も大事な試合。困難だが、結果を出すため勝つことが重要だ」

――今季初めて結果に持続性と自信が出てきたように見えます。

「チームは成長してきている。持続して推進していかなければならない。シーズン終了まで続けて結果を出すことは必須。ミランはより高いレベルで戦わなければならない。現状では大きな向上がみられる。目標は走り続けること」

――前の試合よりもプレッシャーは少ないでしょうか?

「プレッシャーは変わらない。でもみんな、プレッシャーに慣れている。我々はビッグクラブにいる。ビッグクラブでは常に全力で闘わなければならない。今は1週間準備ができる。1週間で2試合の期間よりもアドバンテージがある。エネルギーを回復できる」

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