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Jリーグ 10年前

鹿島対神戸での珍ゴールはなぜ生まれたのか? レフェリーの動きを検証

J1、上位対決となった鹿島対神戸の一戦で珍しいゴールが生まれた。一旦オフサイドと判定されたもののレフェリーが流したことから、生まれたものだ。試合後には山本海人のセルフジャッジへの批判も出た。

text by 編集部

一旦はオフサイドの判定。しかし…

 19日の鹿島-神戸は計5得点が生まれる打ち合いとなったが、その中に珍しいゴールがあった。

 後半9分、相手ディフェンスラインの裏にダヴィが抜け出す。すると副審がすかさずフラッグを上げる。それを見たダヴィはストップ、周囲の誰もがオフサイドだと思い一旦止まった。

 しかし、試合を再開させようと神戸GK山本海人がボールを戻すと、ダヴィが猛烈な勢いで走り出す。そのままボールをかっさらい、無人のゴールへ流し込んだ。

 マルキーニョスが「理解に苦しむ」と話したシーンだが、実はこの時、主審は笛を吹いていなかった。つまり、選手たちが足を止めている間も試合は進行していたということだ。

 副審がフラッグを上げても、主審の判断でプレーオンとなることはよくある。この試合でもフラッグを降ろすよう主審がジェスチャーで伝えている場面はあった。

 このゴールはネット上でも話題になっており、

「セルフジャッジした山本海人のミス」
「こういうののあとって自暴自棄になりがちだけど、逆転した神戸凄いな」
「ブラジル人は抜け目ない」

 など、様々な意見が見られた。

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