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CLベスト4、1stレグ。マドリーに立ちはだかる“ペップとバイエルン”。二つの宿敵を叩けば、悲願のデシマへ大きな弾みに

チャンピオンズリーグのベスト4、1stレグでレアル・マドリーはホームでバイエルン・ミュンヘンと対戦。欧州の舞台で過去20回もの激闘を繰り広げてきた両者。そこにグアルディオラという更なる宿敵が加わった。悲願のデシマ獲得へこの最大の難敵を迎え撃つ。

text by 海老沢純一 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography , Ryota Harada

天敵バイエルン&グアルディオラ。二つの宿敵を同時に迎えるマドリー

CLベスト4、1stレグ。マドリーに立ちはだかる“ペップとバイエルン”。二つの宿敵を叩けば、悲願のデシマへ大きな弾みに
今回の対戦は、マドリー対ペップ・グアルディオラという点にも注目が集まるだろう【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 23日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4の1stレグでは、レアル・マドリーがホームのサンティアゴ・ベルナベウに王者バイエルン・ミュンヘンを迎える。

 ウィリアムヒル社のオッズを見てみると、ホームのマドリーに2.4倍、ドローに3.25倍、バイエルンに3倍と、わずかにマドリー有利の配当となっている。しかし、決勝進出チームを予想するオッズでは、マドリーの2.25倍に対してバイエルンは1.57倍と、バイエルン有利を示している。(オッズは変動する可能性あり)

 これまで多くの激闘を繰り広げてきた両者の過去の対戦は、計20試合でバイエルンが11勝2分け7敗とわずかにリード。ノックアウトラウンドでの対戦成績でも5勝4敗とバイエルンが一歩リードしている。

 記憶に新しいところでは、11-12シーズンのベスト4だ。1stレグはホームのバイエルンが2-1で制し、2ndレグはマドリーが2-1でリード。合計3-3でPK戦へ突入し、最終的にはシュバインシュタイガーのキックでバイエルンが勝ち上がっている。

 ベルナベウでの対戦ではマドリーが7勝1分け2敗と勝ち越し。つまり、マドリーは過去バイエルンとのアウェーゲームでは1分け9敗と勝利を挙げたことが無いのだ。これは1stレグのホーム戦がいかに重要かを物語っている。

 さらに今回の対戦は、マドリー対ペップ・グアルディオラという点にも注目が集まるだろう。08-09シーズンにバルセロナの監督に就任して以降、15試合で対戦して9勝4分け2敗と圧勝。得失点でも33得点15失点と倍以上の差を付けている。

 しかもベルナベウでの対戦では5勝2分けで無敗。マドリーではメディアもファンも敵に回したとは言え“ホームで無敵”という印象もあるジョゼ・モウリーニョ監督でさえも1度も勝つことは出来なかった。

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