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日本代表 10年前

英国人記者が大推薦。ザックよ、伊野波・清武・大迫よりも那須・工藤・大久保を選出せよ!

5月12日に迫ったW杯メンバー発表。これまで一貫した選手で戦ってきたザッケローニ監督だが、本大会に向けてどの選手を選択するのか。英国人記者が自らの視点で選手を選んだ。

text by ショーン・キャロル photo by Asuka Kudo / Football Channel

一貫したメンバー選択だったザック。サプライズ選手は難しい?

 アルベルト・ザッケローニ監督は、数日後にW杯に臨む日本代表メンバーを発表する。このイタリア人は、私より日本が5度目のW杯を戦うための23人を指名する権利を持っている。しかし、私がサムライブルーを指揮していたとしたら選出したい選手を挙げてみることで、この議論に参加しようと思う。

 恐らく、私が見るチームと見たいチームは異なるはずなので、まずはザックが12日(月)の午後に発表される可能性が高い選手のリストを挙げてみよう。

英国人記者が大推薦。ザックよ、伊野波・清武・大迫よりも那須・工藤・大久保を選出せよ!
日本代表有力メンバー

GK:川島永嗣、西川周作、権田修一
DF:内田篤人、酒井宏樹、今野泰幸、吉田麻也、森重真人、伊野波雅彦、長友佑都、酒井高徳
MF:遠藤保仁、長谷部誠、山口蛍、細貝萌
FW:岡崎慎司、本田圭佑、香川真司、清武弘嗣、齋藤学、柿谷曜一朗、大迫勇也、豊田陽平

 ザッケローニは、2010年9月に岡田武史からチームを引き継いで以降、かなり一貫したメンバーの選択をしてきた。

 さらに、彼がわずかながら左サイドの選手(例えば、宇佐美貴史、宮市亮、東慶悟)を招集したものの、アピールの機会を提供されなかった。彼らはわずか数分で何が出来るかを示さなければならなかった。

 したがって、彼らが最大のトーナメントのために適応させるのは難しいことだ。たとえ、ザックがサプライズを入れたいという誘惑に駆られていたとしても(2006年にイングランド代表監督だったスヴェン・ゴラン・エリクソンが行ったテオ・ウォルコットの件と同じような)。

 ほとんどの場合、過去4年間共に成熟し、2011年のアジア杯で優勝したチームの大半を入れ替えることは難しいだろう。実際、私がその機会を与えられた場合には3つだけしか変更点がない。

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