香川・柿谷らの才能はなぜ磨かれたのか? 恩師クルピが語る育成論と日本サッカーの課題

才能のある若手を次々と育て、世界へ送り出したレヴィー・クルピ元C大阪監督。柿谷曜一朗をはじめ、香川真司、清武弘嗣、乾貴士、山口蛍は、クルピ監督の下でその攻撃センスを磨き上げた選手たちだ。彼らの才能はなぜ磨かれたのか。名将が育成論と日本サッカーの課題を語る。

2014年05月11日(Sun)7時43分配信

text by 沢田啓明 photo Kenzaburo Matsuoka
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【サッカー批評issue66】掲載

若手の逸材、なぜ育つ?

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香川を筆頭に多くの若手選手を成長させたクルピ【写真:松岡健三郎】

――あなたは、香川、清武、柿谷、山口らをいずれも10代でデビューさせ、飛躍的に成長させた名伯楽として知られています。どうしてセレッソから、そしてあなたの元から、これだけの逸材が出てきたのでしょう?

「彼らを直接育てたのは、私ではない。彼らを子どもの頃から指導してきた人たちだ。そして、セレッソの下部組織は練習施設とスタッフが充実しており、基本技術を徹底的に叩き込む。もちろん、本人の努力もある。これらが複合的に組み合わさり、才能が開花したのだろう。でも、彼らはまだまだ伸びるし、またそうでなくては困る」

――彼らが成長する過程で、あなたが果たした役割は?

「練習で彼らのプレーを見たら、才能があるのはすぐにわかった。私は、自分の長年の経験からアドバイスを送り、ピッチへ送り出した。それだけのことだ」

――でも、近年、これだけ若手の逸材が次々と出てくるクラブは他にありません。

「私は、若い選手を起用するのに躊躇がないからね。日本には、年長者を尊ぶ文化がある。それは素晴らしいことなのだが、スポーツでは時としてそれが邪魔になる。日本人監督の中には年上の選手を重用する人がいるようだが、私は選手の年齢にはまったくこだわらない。15歳であろうと40歳であろうと、能力があればピッチへ送り込む」

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