遠藤保仁はなぜボールを奪われないのか? 今野泰幸が語るヤットのすごさ

視界に遠藤保仁がいる。ボランチ、あるいはトップ下、フォワードとして。ピッチ上の遠藤とはどのような存在なのか。数々のシーンでともにプレーしてきた、今野泰幸の経験とともに紐解いていく。(『フットボールサミット第21回 遠藤保仁、W杯を語る』より)

2014年05月30日(Fri)14時47分配信

text by 西部謙司 photo editorial staff
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【フットボールサミット第21回】掲載

「ヤットさんはリズムを作れる」

――では、選手としての遠藤保仁について聞きましょう。

遠藤保仁はなぜボールを奪われないのか? 今野泰幸が語るヤットのすごさ
今野泰幸【写真:フットボールチャンネル編集部】

「代表では完全に黒子ですね。前線にいい選手がいるので、彼らを活かすことに徹している感じです」

――遠藤選手へのパスで気をつけていることは何かありますか?

「とくにないですね。いつでも受ける準備ができているので、こちらのタイミングでパスを出せばいいんです。ヘンなタイミングでパスしても、ちゃんと対応してくれるんですよ。さすがに相手のプレスがきついときは、パスしたあとサポートするように心がけてはいますが」

――W杯予選では遠藤・長谷部のコンビが鉄板でしたが、山口蛍もオランダ戦あたりから定着してきました。DFとしてボランチの組み合わせが変わるというのは、どうなんでしょうか。

「オランダ戦のときは、まずは守備、という入り方でした。相手もW杯で優勝を狙うような強豪ですし、我慢する形も多くなる。(山口と長谷部のコンビは)2人ともガツガツいけるタイプで、こぼれ球も拾えます。

 攻撃のときはボランチへつなぐというより、DFから前線にパスして彼らに前を向かせるイメージでしたね。まずはコンパクトに守って、奪ってから行こうと。前半はそれなりに上手くいったと思います」

――後半から遠藤が入った。

「そこからは地上戦勝負ですね。ヤットさんはリズムを作れるし、後半から入って攻撃が活性化しました」

――それはチームとして狙っていた変化ですか?

「いや、そうでもないと思います。僕らはボールを持って攻めるのが得意ですが、相手が強いと我慢の時間もありますから、前半はまさにそういう時間だったのかなと」

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