カメルーン対クロアチアにも当てはまる部分が――。得点傾向から見る八百長試合の傾向

W杯グループリーグ、カメルーン対クロアチアで八百長の疑いがかかっている。果たして本当なのか? 八百長問題を丹念に調査した『あなたの見ている多くの試合に台本が存在する』(カンゼン)では得点傾向から、八百長試合を分析している。

2014年07月01日(Tue)15時59分配信

text by 編集部 photo Getty Images
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「最初(のゴール)は早い時間じゃないといけない」

 W杯の試合で不正が起こったのではないかと話題になっている。対象となっているのはカメルーン対クロアチア。グループリーグのこの一戦で八百長の疑いがあるとして、カメルーンサッカー連盟が調査に乗り出した。

 果たしてこの試合、八百長の可能性はあるのか? サッカーにおける八百長を詳細に分析したデクラン・ヒルの著書『あなたの見ている多くの試合に台本が存在する』の中ではどのような試合が八百長の可能性があるのか傾向を調べている。一部を抜粋しよう。

『八百長試合で入るゴール数は平均的に通常の20%増だ。ただ、試合が八百長ではないかと認識するのに鍵となるのは、どのタイミングで得点が入ったかを見極めることかもしれない。(中略)

 イタリア・セリエBのチームであるカステル・ディ・サングロがバーリ相手に行った八百長を著書で描写したジョー・マクギニスは、汚職選手が八百長のタイミングについて、こんなふうに話し合っていたと主張する。

「ある選手が言う。『最初(のゴール)は早い時間じゃないといけない。ファンが席に着くよりも前だ。そうすればあまり注目されない。あとの2点は、展開にもよるが、前半のうちに』

『後半は?』と、別の選手が笑う。『後半は寝そべって昼寝でもすればいい』

『印象が悪くないかな?』と、若い選手が心配そうに訪ねる。

 他の選手が笑う。『誰に印象が悪くなるって?……心配するな。この時期は誰も気にしていないから。みんなどこか別のところを観ているからさ。注意しないといけないのは、明日はバーリのゴールに向かって決してシュートしないこと。おかしなことになるからな』」

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