アイドルと芸人が台無しにしたW杯関連番組。改善するために民放は今すぐツブれるべし

2014年07月18日(Fri)11時59分配信

text by 小田嶋隆 photo Getty Images
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「美白のロベカル」という前科と不快な明石家さんま

 古い話をすれば、TBSは、「世界陸上」に出場するアスリートに一人ずつ独自のキャッチフレーズをつけていた。で、陸連に叱られたりしていた。「モザンビークの筋肉聖母」「走るねずみ女」という、ほとんどセクハラレベルのキャッチフレーズを見れば、陸連が怒った気持ちもよくわかる。

「走るねずみ女」とか、生身の女性に、こんなムゴい呼びかけ方をする神経は、どういう研修で鍛えれば身につけることができるんだ? TBSは、かつてJリーグ関連でも、色々と勝手なニックネームを連発してサポの心証を害していた。

 私がおぼえているのは、セレッソの根本選手を「美白のロベカル」と呼んでいたことだ。言っている本人は何か面白いことを言ったつもりだったのだろうが、これは、受けとめ方によっては、人種偏見ないしは容貌差別そのものになる。でなくても、名前は、呼びかける方が勝手に面白がって改変して良いものではない。あたりまえだ。

 さて、ここから先の話は、もう何度も書いたことなので、あまり繰り返したくない。何の話をしているのかというと、W杯やオリンピックといった、大きめのスポーツイベントになると、地上波民放局が、どの局も横並びでアイドルと芸人をキャスティングしてくる問題についてだ。

 この問題について、私は、10年以上前から、たぶん20回ぐらい原稿を書いている。

「TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップ」のゲストに毎回明石家さんまが呼ばれることの不自然さと不快さについて。

 あるいは、あらゆる枠組みのスポーツの世界選手権にジャニーズのタレントが「スペシャル・サポーター」ぐらいな肩書でキャスティングされ、競技によっては、試合会場で抱き合わせのコンサートが開催されていること。

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