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【数字で振り返るW杯】データで選出する“真のMVP”はマッツ・フンメルス! 攻守両面で極めて高い貢献度

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

フラールにチアゴ・シウバ、フンメルスらCBが活躍

 次は「クリア本数」。質の高いクリアはカウンターにつなげることも出来るため、強いチームには不可欠である。以下は、1試合の平均クリア本数。

1位 ロン・フラール 3.78本
2位 チアゴ・シウバ 3.63本
3位 マッツ・フンメルス 1.76本
4位 マルコス・ロホ 1.75本
5位 ステファン・デ・フライ 1.59本
6位 オスカル 0.84本
7位 トーマス・ミュラー 0.7本
8位 トニ・クロース 0.26本
9位 カリム・ベンゼマ 0.2本
10位 アリエン・ロッベン 0本

 フラールとチアゴ・シウバが3本台後半を記録しており、カウンターの強いオランダとブラジルにとって重要な選手であったことが分かる。逆に攻撃陣にとっては不利な項目となった。

 最後に「ボールリカバー数」。仲間が失ったボールを素早くリカバーすることは、相手のカウンターを防ぎ、自チームの流れを切らすことなく攻撃を続けることが可能となる。

1位 マッツ・フンメルス 8.3回
2位 ステファン・デ・フライ 7.7回
3位 マルコス・ロホ 6.37回
4位 チアゴ・シウバ 5.84回
5位 ロン・フラール 5.47回
6位 オスカル 3.23回
7位 トニ・クロース 2.6回
8位 トーマス・ミュラー 1.45回
9位 アリエン・ロッベン 1.3回
10位 カリム・ベンゼマ 0.6回

 こちらもディフェンダーの選手が上位を占める結果となった。1つのミスが決定的なピンチになるポジションだけに、集中力の高さは優秀なディフェンダーにとって不可欠な要素だ。

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