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長友佑都 10年前

ミランとは正反対、現地が高評価するインテル。長友のライバル称賛で今季はポジション争い激化か

text by 神尾光臣 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

3位入賞も視野に入れるトヒル会長

ミランとは正反対、現地が高評価するインテル。長友のライバル称賛で今季はポジション争い激化か
長友佑都にとっても頭を切り替えられる良いチャンスとなるのかもしれない【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 試合全体を見れば押し込まれるシーンも多かったように思うが、前半には一度左足で正確なクロスをワンタッチで上げ、ジョナタンのヘディングシュートを演出している。ポジション争いの上ではなかなかの強敵が出現。失意のW杯後、チームに良い競争が待っていたということは、長友にとっても頭を切り替えられる良いチャンスとなるのかもしれない。

「これで(チリ代表)メデルの獲得に成功し、さらに強力なFWをもう一人獲得することが出来たら、3位入賞という目標も遠いものではなくなるかも知れない」と語ったトヒル会長の言葉は、イタリアで好意的に報道されている。

 あくまで肝心なのはシーズンに入ってからだし、次の試合次第では叩かれることもあるかもしれないが、とりあえず出だしのムードは良好のようだ。

 一方、「オリンピアコス相手にあれならマンチェスター・シティやリヴァプールとやったらどうなるのか」というイタリアメディアの懸念が的中したミラン。

「シティはミランにとっての豪雨、アガッツィは26分間で4失点(ガゼッタ・デッロ・スポルト)」「ミランに洪水、シティに5点取られる(コリエレ・デッロ・スポルト)」と、試合の中断の原因となった雷雨に引っ掛けてこき下ろされていた。

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