マンチェスター・ユナイテッドの日本代表MF香川真司が、ルイス・ファン・ハール監督の放出選手リストに載ったと、28日の英紙インディペンデントやマンチェスター・イブニング・ニューズなどが報じた。

　インディペンデント紙によると、ファン・ハール監督はすでに放出候補選手をリストアップしているとされており、昨夏エバートンから獲得したベルギー代表MFマルアヌ・フェライニを筆頭に、香川の名前も挙がっているという。

　同紙はファン・ハールが「10番が多すぎてチームがアンバランス」と述べた事を強調し、香川がプレシーズンの2試合で自身の好むトップ下で起用されず、インパクトを残せていないことを理由とし、移籍先に古巣ドルトムントを挙げている。

　一方、マンチェスター・イブニング・ニューズ紙は「ユナイテッドは香川とフェライニへの（他クラブからの）オファーを聞き入れる」と題し、「レヴァンドフスキ（ポーランド代表FW）をバイエルンに移籍させたドルトムントは香川の帰還を歓迎するだろう」と報じている。

　さらに同紙は「ユナイテッドは香川を使ってフンメルス（ドルトムントのドイツ代表DF）の獲得を円滑に進める可能性がある」とした。ユナイテッドは今季UEFA主催の大会への出場権を逃しているため、ファン・ハール監督は現在35名のトップチーム選手を23名に減らすことを見込んでいるという。

　放出候補には香川とフェライニの他に、ブラジル人MFアンデルソン、ポルトガル代表MFナニ、メキシコ代表FWハビエル・エルナンデスが挙げられており、獲得候補にはフンメルスに加えて、アーセナルのベルギー代表DFトーマス・ベルマーレン、アヤックスのオランダ代表DFダレイ・ブリントなどが挙がっている。

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