悔し涙もすべて自分の糧に。浦和レッズを牽引、成長を続ける猶本光の存在感

今季、なでしこリーグを盛り上げた浦和レッズレディース。最後まで優勝争いしたチームを牽引したのは猶本光だ。U-19での敗戦など悔しい経験を何度もしてきた猶本だが、それを糧に成長を続けてきた。

2014年08月30日(Sat)11時10分配信

text by 馬見新拓郎 photo Getty Images
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昨季までとは異なり、優勝争いを牽引した浦和

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猶本は全18試合に出場した【写真:Getty Images】

 プレナスなでしこリーグで、浦和レッズレディースは第2節から首位を走り続け、レギュラーシリーズの優勝争いを牽引した。最終節で岡山湯郷Belleに首位を明け渡す形となり、浦和は歴史に名を刻むことができなかったが、優勝レースを大いに盛り上げた存在であったことは確かだった。

 18試合を戦ってわずか11失点と、安定した戦いを見せた浦和の中で、とりわけ、猶本の活躍は目を見張るものがあった。猶本は後半アディショナルタイムで途中交代した1試合があるだけで、あとはすべてフル出場し、全18試合に出場した。

 レギュラーシリーズの最終順位に関係なくMVPを選ぶのであれば、筆者は猶本を推す。開幕戦のINAC神戸レオネッサ戦で決めた難度の高いシュート2発で開幕ダッシュに成功すると、チームは第5節まで無傷の5連勝。6戦負けなしも挟んで、低迷した昨季とは生まれ変わった姿で首位を守り続けた。

 浦和の再建に貢献したのは、昨季途中から監督に就任した吉田靖氏だ。2007年の男子U-20W杯(カナダ)でU-20日本代表をベスト16に導くなど、長く育成年代に携わった浦和の吉田監督は「これが若いチームの特徴」と冷静に分析している。

「一度、勢いに乗れば次々と勝ち続けられる一方、もちろんその逆もある。自信を失えば迷路に入って悪循環となる可能性が高い」

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