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本田圭佑 10年前

先制ゴールの本田に地元紙は及第点以上の評価。「滑り出しとしては最高。インテリジェンスを発揮して適合した」

セリエA開幕戦で先制ゴールを決めた本田圭佑。イタリアの地元紙は、右サイドでのプレーに適応したことを認め、及第点以上の評価を与えた。

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

右ウイングで先発へ。パッツィーニの負傷で選択肢なし

 本田が開幕ゴールを決めた31日のラツィオ戦から一夜明けた1日、イタリアの地元紙は本田に対して及第点以上の評価を与えた。主要スポーツ紙3紙の評点及び寸評は以下の通り。

先制ゴールの本田に地元紙は及第点以上の評価。「滑り出しとしては最高。インテリジェンスを発揮して適合した」
開幕戦、本田圭佑は右ウイングで先発出場【写真:Getty Images】

 ガゼッタ・デッロ・スポルト『6.5』

「ゴールの際のアクションでは直感を優先したようだ。左足より地位の“低い”右足で決めたというのはそういうことだろう。その後は、カバーリングの面において賞賛される働きをした」

※同紙の全選手評点は以下の通り。

ディエゴ・ロペス7
アバーテ6.5
アレックス6.5
サパタ7
ボネーラ6.5
ポーリ6.5
デ・ヨング7
ムンタリ6.5(エシアン6)
本田圭佑6.5(アルメーロ6)
メネズ6.5(ニアン評点なし)
エル・シャーラウィ7.5
インザーギ監督7.5

 コリエレ・デッロ・スポルト『7』(チーム最高はエル・シャラウィの7.5)

「滑り出しとしては最高だった。ベリシャの股下を通すというプレイを一瞬で発想する。右サイドでのプレイにも、インテリジェンスを発揮して適合していた」

※ちなみに対面のラドゥには、ラツィオの選手の中で最悪の4が付けられており「ゴールのアクションの際、本田は彼を双眼鏡で捉えていた」と書かれていた。それだけ遠いところにいたという意味か。

 トゥットスポルト『6.5』

「右サイドで高い位置を取るFWとして、良く適合が出来るようになった。果たしてミランがこのポジションに今日選手を獲得するのか、その答えを待ちながら、自らは試合の口火を切るゴールを挙げてアピールをしていた」

【了】

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