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今夜開催ナビスコカップ準々決勝、因縁対決は決着がつくのか?

9月3日、ナビスコカップ準々決勝の第1戦が開催される。4カードそれぞれに小さくない因縁があるので、ここで見所を紹介しょう。

text by 編集部 photo by Asuka Kudo / Football Channel

今夜開催ナビスコカップ準々決勝、因縁対決は決着がつくのか?
広島対浦和は言わずもがなの因縁カードだ。監督含め、現在の浦和には元広島組が多い【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 9月3日、ナビスコカップ準々決勝の第1戦が開催される。

 4カードそれぞれに小さくない因縁があるので、ここで見所を紹介しょう。

 まずはサンフレッチェ広島対浦和レッズ。言わずもがなの因縁カードである。ペトロヴィッチ監督含め、現在の浦和には元広島組が多いのはご存知の通り。広島にとっては、もっとも意識する対戦相手であるに違いない。先月のリーグ戦では、負けている展開でもプレスをかけてこない広島に対して、槙野智章がボールを足元止めて煽り、この行動に是非が分かれたのも記憶に新しいところだ。

 今オフに広島から浦和に移籍した西川周作は日本代表のため不在ではあるが、両者の因縁を考えると最注目のカードと言えそうだ。

 続いて、昨年の準決勝の再現となった横浜F・マリノス対柏レイソル。近年、マリノスは柏を苦手としていたが、昨年は第1戦でホームの柏が4-0という大差で勝利。マリノスは第2戦での巻き返すも、合計スコアでは及ばず苦杯をなめた。先月のリーグ戦でも2-0のリードをドローに持ち込まれるなど、相性の悪さは相変わらずだ。ただ、直近のマリノスはリーグ戦3連勝と、調子を上げて来ている。苦手の柏相手にホームで白星をあげておきたいところだ。

 セレッソ大阪対川崎フロンターレは実は7月から数えて、これで3度目の対戦となる。過去2度のリーグ戦の対戦ではともに川崎の逆転勝ち。実は2010年にセレッソがJ1に復帰して以降、川崎は長くセレッソに勝てていなかったが、今季途中にマルコ・ペッツァイオリ監督が就任してからは2戦2勝と相性が良くなっている。このアドバンテージをこの対戦で生かしたいところだ。一方、いまだリーグ戦での勝利がなく、解任も噂されている桜の指揮官にとっては正念場となりそうである。

 そして最後は、ヴィッセル神戸対ガンバ大阪戦。阪神ダービーが実現した。昇格組ながら、リーグ戦では好調を維持している両者。

 ガンバは前節のリーグ戦で攻撃陣が爆発。新潟相手に5-0と大勝した。一方の神戸も、前節のリーグ戦ではセレッソ大阪相手に、終盤に逆転勝ち。勢いに乗っているチーム同士の対戦と言えそうだ。神戸は森岡亮太が日本代表に初招集されて不在。それがチームにどんな影響を与えるのか。

 ホーム&アウェイのレギュレーションが、普段のリーグ戦とは違う緊張感をもたらすカップ戦。第2戦は9月7日(日)に開催される。

【了】

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