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主役に就いた“もう1人のシンジ”。今季4得点目の岡崎を地元紙も高く評価。「カガワからショーを奪う」

ブンデスリーガ第4節マインツ対ドルトムントの一戦は、岡崎慎司のゴールによってマインツが2-0で制した。岡崎と香川の日本人対決となったこの試合、地元紙は“もう1人のシンジ”を高く評価した。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

早くも今季4ゴール目の岡崎。地元紙も高く評価

 主役の座に就いたのはもう1人のシンジだった。

主役に就いた“もう1人のシンジ”。今季4得点目の岡崎を地元紙も高く評価。「カガワからショーを奪う」
今季4ゴール目を挙げた岡崎慎司【写真:Getty Images】

 9月21日付のルール地方の地元紙デュッセルドルフ・エクスプレスは、「オカザキがカガワからショーを奪う」という大きい見出しで、ブンデスリーガ第4節マインツ対ドルトムントの一戦を報じる。

 岡崎が両手で固くガッツポーズを作り、そこに白い歯を剥き出しにするホフマンが手を添える写真が掲載された。まさに会心、の一言に尽きる。

 デュッセルドルフ・エクスプレス紙:「だらしないディフェンスの行動が日本人の侵入者オカザキに、彼の青ざめた同郷人カガワからショーを奪うことを許す」

 同紙が最も大きく取り上げたのは今季4ゴール目を挙げた岡崎だった。今節は「カガワ」の名前も、記事の中には1度登場しただけである。

「FCアーセナルとの激情的な2-0の勝利の後で、従って今週は今やリーガの中のドルトムントにとってはきつい感じのブレーキとなった」と記して、ドルトムントの指揮官ユルゲン・クロップとって「前所属のクラブとの0-2は完全にひどいパフォーマンス」とした。

 デュッセルドルフ・エクスプレス紙にクロップは「1-0となった時点が今日の試合に方向性を与えた」とコメントを残している。

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