サイ・ゴダードだけでない“ハーフ”の有望株。豪州の将来を担う“あしたのジョー”、日本代表の可能性も

日本が出場権を逃したU-17W杯。そのアジア予選で日本に勝利した豪州に、ハーフの加藤カレッティ丈という選手がいた。キャプテンとして豪州を牽引したが、母親は日本人。日豪両国で代表の可能性があるという。

2014年09月24日(Wed)13時39分配信

text by 植松久隆 photo Taka Uematsu
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父はオーストラリア人、母は日本人の加藤カレッティ丈

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今大会、キャプテンとして活躍を見せた加藤カレッティ丈(前列中央)【提供:FFA】

 日本で、英国の育成で順調に成長を見せるサイ・ゴダード(トットナム・ホットスパー・ユース)が話題になっているようだが、日本人/日系人が多く暮らすここ豪州の地にも、日豪両国のいずれかのフル代表の次代を担う可能性を有する有望選手がいる。

 その選手の名は、加藤カレッティ丈。オーストラリア人の父、日本人の母の間に、父親の仕事の都合で滞在したマレーシアのクアラルンプールで生を受けた16歳で、日本の国籍法上では21歳になるまで日豪両国の二重国籍を有する、いわゆる“ハーフ”の選手。

 豪州U-16代表・ジョーイズ(筆者注:同チームの愛称。ジョーイは仔カンガルーを意味する)のキャプテンを務める有望株は、今後5年のうちに豪州フル代表の試合に出場しない限りにおいて、日の丸を背負って日本のフル代表でプレーする権利も有している。

 そのカレッティは、タイでつい先日まで行われていたAFC・U-16選手権に、来年10月にチリで開催されるU-17 W杯の出場獲得を狙って出場したジョーイズの一員として参加。準決勝まで勝ち上がったチームのキャプテンとして、中盤の底からチームを鼓舞し続けて「W杯出場」という大目標を達成したチームのMVP級の活躍を見せた。

 W杯出場を決めた14日の準々決勝・マレーシア戦は、奇しくも、自身の16歳の誕生日。しかも、対戦相手は自らの出生国であるマレーシアという巡りあわせとなった。その試合でも、気負わずにキャプテンとして安定したプレーを見せたカレッティは、自らの今後のキャリア形成に大きな意味を持つ「W杯出場」という結果を自らの力で手繰り寄せた。

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