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クリロナ獲得に興味を示すマンU。英紙は復帰にかかる資金を約252億円と試算

text by 編集部 photo by Getty Images

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マンUが興味を示すクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

 今夏の移籍市場で1億4550万ポンド(約261億円)の超大型補強を敢行したマンチェスター・ユナイテッド。ところが、プレミアリーグでは1勝2分2敗と大きく出遅れ、期待を裏切っている。ファン・ハール監督への批判も出ているが、今冬もしくは来夏も多額の資金を投じて選手を獲得するかもしれない。

 その目玉となりそうなのが、かつてユナイテッドに在籍し、レアル・マドリーへと移籍したクリスティアーノ・ロナウド。先週、ファン・ハール監督はロナウド獲得への興味を現地メディアに認めたばかりだが、その金額はあまりに巨大にものになるだろう。25日の英ガーディアンがその金額を計算している。

 ロナウドは巨額の移籍金もさることながら、高額な年俸を保証しなければならない。スペインでは2100万ユーロ(約29億4000万円)を受け取っているが、52%の所得税があるためにクラブは約61億円を支払っている。

 ガーディアンによれば、これと同等以上を保証するために1976万ポンド(約35億円)の年俸を保証し、4年契約。そして移籍金を合わせると1億4000万ポンド(約252億円)が必要になると試算。

 ユナイテッドのエド・ウッドワードCEOはこのような天文学的な金額を投じても、ロナウドによる広告効果やシャツの売上で十分にこの投資が成功すると信じている。

 ロナウドの代理人はファルカオと同じくジョルジュ・メンデス。世界一の“やり手”代理人であるためこの話には乗ってくるだろう。だが問題は、本人が同意するかだ。ロナウドは「僕の将来はマドリーにある。今は将来について話さない。意味がない」と語っている。

 ロナウドは古巣の動向を注意深く見ていくだろう。現在はプレミアリーグで12位。毎年バロンドールを狙う彼にとって、このような低空飛行を続けるクラブに在籍してしまうことは、あまり得策ではないからだ。

【了】

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