北米でのシャツ売上ランキング。香川は意外にも9位
英アマゾン内でのユナイテッド商品の売り上げにもっとも貢献した選手は、ロビン・ファンペルシとウェイン・ルーニーであり、この2人は、海を越えた北米でも人気が高い。
表(3)は、プレミアリーグのチームによる北米でのレプリカシャツ販売ランキングである(アマゾンとは無関係)
この表からは、地の利を生かした米国人デンプシーがランクインしたほか、香川も健闘したユナイテッドとチェルシーの強さが際立っていることが分かる。
再びアマゾンに話を戻すと、下記は、英アマゾンを通じて購入された、英国以外のチーム別グッズ売上高ランキングである。
(1)ナポリ(セリエA)
(2)バルセロナ(リーガエスパニョーラ)
(3)ユベントス(セリエA)
(4)レアル・マドリー(リーガエスパニョーラ)
(5)インテル(セリエA)
興味深いのは、英国では、意外にもセリエAの人気が高いということだ。またスペインの2強も相変わらず顔を揃えるが、たった5チームとはいえ、ブンデスリーガからは、1チームも入らなかった。
このトップ5には入らなかったものの、ACミランについていうと、今季、ピッチ上で大車輪の活躍を見せている本田圭佑は現在、グッズ販売でもいい働きをしているに違いない。
表(2)にあるように、ミラン内でのレプリカシャツ売上がトップだったバロテッリが今季、リヴァプールに移籍してしまったが、その穴埋めとして、一昨季、北米でのレプリカシャツ販売ランキングで3位に入ったフェルナンド・トーレスの加入は、ピッチ上だけではなく営業面でも心強い存在になるだろう。
ところが、こうしたマーチャンダイズについて、セリエAには、頭を悩ます問題がある。
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