1対1の勝負に苦しんだ武藤。未来の代表エースに与えられた重要な課題。ジャマイカ戦は有意義な一戦に

ジャマイカを相手に1-0で勝利を収めたものの、消化不良だった日本代表。この試合で代表初先発となった武藤嘉紀は、相手サイドバックとのマッチアップに苦戦。今後に向けて重要な改題を与えられた。

2014年10月12日(Sun)12時55分配信

text by 河治良幸 photo Getty Images
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「異常に速かった」。相手右SBとの対人戦に苦戦

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武藤嘉紀は今後に向けて重要な改題を与えられた【写真:Getty Images】

「得点が内容を表していないゲーム」。ジャマイカ戦後にアギーレ監督がそう評価した様に、全体感で見れば日本が多くのチャンスで決め手を欠いたことが1-0という結果を招いたことは確かだ。

 ジャマイカはパスワークが雑で守備も連動性があまり無かった。ただ、プレミアリーグのレスターで主力を担うセンターバックのモーガンは強さに加えて読みが鋭く、岡崎慎司との1対1でことごとくボールを跳ね返し、3バックの一角を担うテイラーも空中戦で圧倒的な強さを発揮していた。

 正直、ノスワーシーという左ストッパーの選手の稚拙なポジショニングや対応に、オウンゴールも含めかなり助けられた部分があった。もしこのDFラインに本来の主力であるマリアッパが加わったら、より厳しい戦いを強いられていたかもしれない。

 そうした中でも、対人戦でかなり苦しんでいたのが左ウィングで先発した武藤嘉紀だった。後半途中から中央に移り、74分に交替した武藤は4本のシュートは記録したものの、前線でなかなかチャンスの起点になれず、決定機になりかけた場面でも味方と動きが重なるなど、今後に大きく課題を残す内容だった。

「自分と対峙した右サイドバックが異常に速かった」と武藤が振り返った相手はパウエルという選手で、アメリカMLSのポートランドというクラブに在籍する、国際的にはほとんど知られていない選手だが、遠くない将来に欧州のビッグクラブでも活躍できるポテンシャルの持ち主だ。

 試合の前から「ジャマイカ相手だと自分のスピードで押し切るのは難しい」と予測していた武藤は「先に体を全部入れきって、相手のスピードを落とすことも考えないといけないなって思いました」というが、サイドから得意の仕掛けを繰り出すことができず、チャンスはオフ・ザ・ボールで中に入った場面にほとんど限られてしまった。

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