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裸で募金を呼びかけ! がん予防のキャンペーンでウェストハムの9選手がヌードを披露。4月に兄を亡くした選手も参加

text by 編集部

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ヌードを披露するウェストハムの選手たち

 イングランド・プレミアリーグ、ウェストハムの9選手が、現地時間の7日付英紙『サン』で全裸に“ボール一丁”の姿で映るヌードを披露。

 これは男性の精巣がんの早期発見のため、検査とそのための費用の募金を呼びかけるキャンペーンの一環で行われたもの。

 今回ヌードを披露したのは、元イングランド代表FWアンディ・キャロルをはじめ、スチュアート・ダウニング、ジョーイ・オブライエン、ケビン・ノーラン、マーク・ノーブル、カールトン・コール、テイラー・トンビデス、ジェームズ・コリンズ、ジェームズ・トムキンスの9人。

 英紙『ガーディアン』はこのキャンペーンを“Fell ‘Em Friday”と呼び、がん検査を受ける人が増えることを願っている。

 これはオーストラリアの「Movember Foundation(財団)」と呼ばれる団体が行っている「Movember」という取り組み。

「Movember」というのは、“口ひげ”を意味する「Moustahe」の「mo」と”11月”の「November」を組み合わせた造語。11月に、男性の特徴の一つでもある口ひげを生やし目立たせることで「男性も健康に気遣おう」というメッセージが込められている。

 今回ウェストハム選手がこのキャンペーンに参加した裏にはある選手の存在があった。

 実は今年の4月クラブに在籍していた当時オーストラリアU-23代表FWディラン・トンビデスが精巣がんにより他界。今回の参加者の1人、テイラー・トンビデスの兄で、享年20歳だった。

 今夏に広まった筋萎縮性側索硬化症 (ALS)支援のためのアイス・バケツ・チャレンジをはじめ、スポーツ界でも頻繁にこうしたチャリティー活動が行われ、インターネット、SNSなどの影響で世界中に広まりを見せている。
 
【了】

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