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ついにレアルもオイルマネーの手に…スタジアムに石油会社の名前がつくことが確定的に

text by 編集部 photo by Getty Images

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レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーのホームスタジアム「サンチャゴ・ベルナベウ」の新しい名前は何になるのか。スペインメディア、ファンの間で大きな話題となっているが、思わぬ形で情報が漏れてきた。スクープしたのはスペイン紙『アス』である。

 マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は18日、スポンサーとなるマイクロソフト社との合意発表式の終了後、スペイン教育・スポーツ省の役員ルシア・フィガル氏と密談。その際、新スタジアム名についての会話をしており、そこを『アス』のカメラマンがとらえた。

 フィガル氏に新名を聞かれるとペレス氏は「IPICベルナベウかCEPSAベルナベウのどっちかだね。彼等が好きな方だ」と語ったという。

 クラブは先月18日、UAE・アブダビの国際石油投資会社(IPIC)と契約を結んだ。詳細は明かされなかったが、2007年から2011年までスペイン紙『マルカ』の編集長を務めたエドゥアルド・インダ氏は今月4日、IPICがベルナベウの改修工事のために20年に渡って4億2500万ユーロ(約595億円)を支払う事実を突き止めた。

 アブダビ王国が100%所有している投資会社IPICは、2011年にスペイン石油会社CEPSAを買収している。これによって、新名はアラブ石油投資会社のIPICか、スペインを拠点とするその子会社であるCEPSAのどちからになることが確定的となった。

 当初、インダ氏は「アブダビ・ベルナベウが濃厚」としていたが、「アブダビ」というアラブ色が強く出てしまう名前をペレス会長が避けた可能性がある。

【了】

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