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浦和レッズLは有望若手の宝庫。なでしこリーグの愛称採用の2004年以降6人の新人王を輩出

5年ぶりに女王の座に輝いた浦和レッズレディース。25日に発表されたなでしこリーグ年間ベストイレブンには3人が選出され、MVPにはキャプテンのFW後藤三知が選ばれた。

text by 編集部 photo by Getty Images

浦和レッズLは有望若手の宝庫。なでしこリーグの愛称採用の2004年以降6人の新人王を輩出。

2014年度新人王のDF乗松瑠華【写真:Getty Images】

 5年ぶりに女王の座に輝いた浦和レッズレディース。25日に発表されたなでしこリーグ年間ベストイレブンには3人が選出され、MVPにはキャプテンのFW後藤三知が選ばれた。

 その中でルーキーながら全28試合中26試合に出場し、レギュラーに定着したDF乗松瑠華は新人王にも輝いている。

 正確なロングフィードと素早いカバーリングを武器に開幕からレギュラーの座を射止めた乗松は、3月に行われたラ・マンガ国際大会でU23女子代表にも選出。その後、5月に行われた国際親善試合で、なでしこジャパンでもデビューを飾った。

 リーグ優勝は5年ぶりとなる浦和レッズLではあるが、乗松をはじめとする新人王の輩出は独壇場となっている。

 現行のなでしこリーグとチャレンジリーグの2部制になった2010年からは、MF藤田のぞみ、FW吉良知夏、DF高畑志帆、そして乗松と2013年を除く全ての年で新人王を獲得。なでしこリーグの愛称がつけられた2004年まで遡っても、実に6人もの選手が新人王となっている。

 藤田、吉良、高畑、乗松は現在の浦和レッズLを支える存在であり、負傷中の藤田を除く3選手は優勝の原動力となった。3選手は、なでしこジャパンにも選出されており、来年カナダで行われる女子W杯のメンバーとしても期待がかかる。

2004年以降の新人王は以下の通り(所属は受賞当時のクラブ名)。

2004年 村岡夏希 (伊賀フットボールクラブくノ一)
2005年 丸山桂里奈(東京電力女子サッカー部マリーゼ)
2006年 松田典子 (浦和レッズ・レディース)
2007年 矢野喬子 (浦和レッズ・レディース)
2008年 岩渕真奈 (日テレ・ベレーザ)
2009年 高瀬愛実 (INAC神戸レオネッサ)
2010年 藤田のぞみ(浦和レッズ・レディース)
2011年 吉良知夏 (浦和レッズ・レディース)
2012年 高畑志帆 (浦和レッズ・レディース)
2013年 上野紗稀 (ジェフ千葉レディース)
2014年 乗松瑠華 (浦和レッズ・レディース)

【了】

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