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バイエルン、”メガクラブ”から”ギガクラブ”へ!ルンメニゲCEO、好成績、安定経営にも「まだ満足していない」

text by 編集部 photo by Getty Images

バイエルン、”メガクラブ”から”ギガクラブ”へ!ルンメニゲCEO、好成績、安定経営にも「まだ満足していない」

成長し続けるバイエルン・ミュンヘン【写真:Getty Images】

 近年の好成績に加え、アリアンツ・アレーナの借金を16年前倒しで完済する健全経営にもかかわらず、バイエルン・ミュンヘンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOは満足していない。28日のドイツ紙『ビルド+』に明かしている。

 25日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)では、マンチェスター・シティにDFBスーパーカップ以来の今季公式戦黒星となったバイエルン。それでも、グループステージの首位通過を決め、欧州制覇に向けて順調に進んでいる。さらにリーグは無敗で、2位に7ポイントの差をつけている。

 先日行われた総会で同CEOは、アリアンツ・アレーナの借金返済を16年前倒しで完済したことを報告。昨季の売り上げが5億2800万ユーロ(739億2000万円)で新記録を達成したことも発表し、経営的にも成功を収めている。

 それでも、ルンメニゲCEOは「我々は現在トップクラスにいる。しかし、それで満足してはいけない」と、話している。

 同CEOは「もう一度CLで優勝したい。理想はバルセロナだ。彼らは数年の間に複数回欧州王者に輝いている」と、CLのタイトルを欲している様子。2012-2013シーズンではドイツ勢で初となる3冠を達成したが「2001年にはCLを取るのに25年かかっている。そして前回はその12年後だ」と、毎年タイトルを取れる位置にいることが理想と考えているようだ。

 経営についても借金返済が終わり、今後は「800万から1000万ユーロ(約11億2000万から14億円)が他に投資できる」と予測。そして、その投資先を「アリアンツ・アレーナの拡張。チームの強化」と、明かしている。

 留まることを知らないバイエルンの成長に「我々は欧州で経営的にも、チーム成績も成功している唯一のクラブだ」と、自信を持つルンメニゲCEO。今後さらに成功する可能性は高く、サポーターたちの叫ぶ”スーパー・バイエルン”が”メガクラブ”から”ギガクラブ”へ進化する。

【了】

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