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甲府に謎の外国人選手が練習参加。その驚くべき出自とは?

text by 編集部 photo by Ventforet Kofu

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バートランド・ウビダがヴァンフォーレ甲府の練習に参加【写真提供:ヴァンフォーレ甲府】

 シーズンの戦いを終え、自主トレーニング期間に入ったヴァンフォーレ甲府の練習に謎の外国人選手が参加していると話題になっている。

 クラブ関係者によれば、その選手の名前はウビダ。ブルキナファソ国籍で、ニューヨーク大学出身の22歳だという。

 その情報を元に調査を行ったところ、ある選手を発見した。

 名前はバートランド・ウビダ。ブルキナファソ国籍で、ニューヨーク市立大学シティカレッジのサッカー部でプレーしていた選手とのことだ。

 ウビダは陸上選手やクロスカントリー選手としても活躍しているようで、2010年には大学のクロスカントリー・オールスターに選出された経験を有している。

 しかし、陸上の記録は平凡で、400メートルのベストが50秒79と、日本の中学生のトップクラスよりも劣る記録が残っていた。

 さらに、彼のプロフィールで驚くべきことは父親だ。ウビダの両親の名前の欄には母ジャクリーンと父フランソワの名前が記されている。

 フランソワ・ウビダ氏といえば、駐日本ブルキナファソ大使として現在日本で暮らしている。横浜F・マリノスサポーターを公言していることでも有名だ。

 過去にブルキナファソ国籍でJリーグでプレーした選手といえば、浦和レッズや京都サンガに在籍していたウィルフリード・サヌがいる。

 ウビダはプロ契約を結んでサヌに続く史上2人目のブルキナファソ人Jリーガーとなるのか。それとも単なる練習参加にとどまるのか。クラブ関係者は獲得の可能性について「練習生なのでゼロではない」と語るにとどまった。今後の動向に注目だ。

【了】

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