香川はまるでドルトムントの”異物”

苦境に立たされているMF香川真司【写真:Getty Images】

 ボルシア・ドルトムントのMF香川真司は、現在のチームの中で”異物”であると12日のドイツ紙『ディー・ヴェルト』が報じている。

 5日に行われたホッフェンハイム戦で勝利し、最下位を脱したドルトムント。勝利したチームの中で、香川はベンチ入りするもブンデスリーガ復帰後初の出番なしとなった。

 9日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のアンデルレヒト戦では、再び先発に復帰するも見せ場はなく、84分に交代。現地から厳しい評価を下されている。

 2季ぶりにドルトムントに復帰した香川。復帰初戦では先制点にからみ、自身1得点の活躍を見せた。再獲得を望んだユルゲン・クロップ監督も「脱帽する」とその活躍を称賛している。しかし、その後は全く活躍できず、チームも残留争いに巻き込まれる展開に。

 同紙はその状態に「香川はチームの助けになっていない。まだ、完全にドルトムントに帰ってきていない」と、評している。

 2季前にマンチェスター・ユナイテッドに移籍した香川は通算38試合しか出場できなかった。クロップ監督も「初めは良かった。しかし、比較的早い段階で苦労するようになってしまった」と話すように、徐々に出場機会がなくなり、ルイス・ファン・ハール監督の下で構想外と言い渡されている。

 そして、今季ドルトムントに復帰した香川だが、チーム自体が香川の在籍当時のものと完全に変わっており、香川はそれにまだ順応できていないと同紙は述べている。

 当時のドルトムントは、香川と共にチーム全体が成長過程にあったが、現在はすでに完成されたチームとなっている。そして同紙は、その完成された戦術に香川を含め新加入のFWチーロ・インモービレ、アドリアン・ラモス、DFマティアス・ギンターもまだうまく溶け込めていないという見解を示している。

 その中で先発出場を続けていた香川に対し、まるで”異物”だと形容。2季前の印象が強いだけに、期待もその分大きくなってしまっているという。

 また、残留争いという厳しい状況で、戦術的なこと以外にも精神的な順応の必要性も指摘した。

 ホッフェンハイム戦では、代わりに出場したMFイルカイ・ギュンドアンが活躍。しばらくは、ベンチに座ることが予想される。

 それでも、クロップ監督は再生を信じており、ウインターブレイク中の合宿で集中して香川再生に取り組むつもりのようだ。その合宿によって、香川のドルトムントでの第2章が後半戦から始まるだろうと同紙も期待している。

 しかし、アジア杯招集次第でそのプランがどうなるかわからない。日本代表でも思うように活躍できていない香川が招集されるのか、注目される。

【了】

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