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韓国主将のキ、ア杯制覇の豪州を祝福「自分がいた頃より進化している」

text by 編集部 photo by Getty Images

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MFキ・ソンヨン【写真:Getty Images】

【韓国 1-2 オーストラリア アジア杯決勝】

 現地31日にアジア杯の決勝が行われ、オーストラリア代表が2-1で韓国代表を破り、母国での大会初制覇を決めた。

 試合後、報道陣前に現れたMFキ・ソンヨンは「この結果はフェアなものだと思う。しかし我々もベストを尽くし、後半終了間際に同点に追いついた。試合に勝つチャンスもあったと思うが、選手は疲れ果て、何人かは足がつっていた。オーストラリアにはおめでとうと言いたい。彼らはとても組織的なチームだった。負けたことは残念だが、試合ではそれも起こりえる」とゲームを振り返った。

 「前半はかなり決定機があったが、ゴールを決めることができず、むしろ失点してしまった。後半には得点が必要だったし、試合も終わりに近づいていったためプレッシャーはあった。若いチームメートはほとんど諦めた状態だったと思う。しかし、ソンは素晴らしい同点弾を決め、試合を投げ出さなかった。延長に入ってからは2選手が足に痙攣を起こし、他の選手が彼らの分まで走る必要があった。そのため、フィジカルに勝るオーストラリアが試合を決めた」と敗因を語った。

 「我々は過去2、3試合に比べとてもよくプレーできたと思う。決勝トーナメントのウズベキスタン戦やイラク戦では力を発揮できなかった。決勝のオーストラリア戦では怪我で主力FW2人(イ・チョンヨンとク・ジャチョル)が出場できず、チームにとってタフな状況だった。代表出場数が少ない若手選手が代わりを務めなければならなかったが、彼らは良い経験を積めたと思う。今後は選手一丸でさらに良いチームになれるよう努力していきたい」と主将としてチームの前進を誓った。

 先制点を挙げたオーストラリアのMFマッシモ・ルオンゴについては「大会MVPに価する良いプレーヤーだ。スウィンドン(英3部)よりレベルの高いクラブでプレーできると思う」とコメントし「私が10年前に暮らしていた頃からオーストラリアのサッカーも進化している。ロングボールやフィジカルプレーに頼るだけではなく、ボール回しも柔軟に行っている。おそらくポステゴグルー監督が良い指導者で、以前とは違うスタイルを教え込んだのだろう。彼もチャンピオンに価する」と優勝国を称えた。

【了】

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