フットボールチャンネル

長谷部フル出場のフランクフルト、2点差を追いつきドロー

text by 編集部 photo by Getty Images

フランクフルト

MF長谷部誠【写真:Getty Images】

【アウグスブルク2-2フランクフルト ブンデスリーガ 第20節】

 ブンデスリーガ1部の第20節が現地時間8日に開催され、MF長谷部誠、乾貴士の所属するフランクフルトはアウェイでアウグスブルクと対戦している。

 前節はホームでヴォルフスブルクと対戦し、終了間際に追いつかれたフランクフルト。それでも王者バイエルン・ミュンヘンを相手に大勝して上り調子の2位を相手に引き分け、長谷部はMOMに選出される活躍を見せた。乾も先制点をアシストするなどチーム自体は後半戦勝ち星はまだないものの、自身は好調を維持している。

 試合は前半7分にいきなり動く。ホームのアウグスブルクはゴールから左の位置でFK獲得。一度はクリアされるが、こぼれ球をCB(センターバック)のクラバンが決めて先制する。

 17分にアウグスブルクにアクシデント。フェルハーフが負傷によりカールセン=ブラッカーと交代。アウグスブルクは交代カードを早々に1枚使うことになってしまった。

 一方フランクフルトは、前線に効果的なボールが供給できずなかなかチャンスを得られない。

 25分にはアウグスブルクのヴェルナーがディフェンスラインに裏に抜け出し、GKと1対1になるがこれはトラップが好セーブ。さらに28分にも先制点と同じような位置でFKを獲得。クラバンが決めたかに見えたが、オフサイドの判定でゴールならず。アウグスウブルクが優勢に試合を進めていく。

 そして今度は37分。右からのFKに味方が逆サイドへ逸らしたところをボバディージャが決めてアウグスブルクが追加点。フランクフルトはセットプレーから2失点を喫してしまった。

 押され続けていたフランクフルトは前半のアディショナルタイム。乾のFKをマイヤーがヘッド。一度ははじかれたが、つめていたアイグナーが決めて1点を返し前半を終えた。

 後半フランクフルトは乾に代えてキッテルを投入。

 前半押し込まれていたフランクフルトだが、後半は攻撃の形を作りはじめ、アウグスブルクゴールに押し込むシーンが増え始める。

 アウグスブルクも前がかりになったフランクフルトに対し、カウンターで追加点を狙う。

 しかし、両チーム共に得点は生まれない。

 70分にフランクフルトについに同点弾が生まれる。ザンブラーノのクリアボールがそのままアウグスブルクディフェンスの裏に。マイヤーがこれに反応し、GKと1対1になり冷静に決めた。

 2点差を追いついたフランクフルト。しかし、後半終了前15分に失点が多いため気は抜けない。追いつかれてしまったアウグスブルクは最後畳み掛ける。

 この後どちらも得点は奪えず2-2で試合は終了。

 2点差を追いついたが、フランクフルトは後半戦いまだ勝ち星なし。アウグスブルクは今季初の引き分けとなっている。

【了】

フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→

関連リンク

サッカー好きほど知らない戦術の常識
一流フットボーラーがリアルに語る「個」の戦術論

KANZENからのお知らせ

scroll top