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イングランドのホジソン監督がロシアW杯指揮に意欲。後任はG・ネビル氏を推薦

text by 編集部 photo by Getty Images

イングランドのホジソン監督がロシアW杯指揮に意欲。後任はG・ネビル氏を推薦
イングランド代表のホジソン監督【写真:Getty Images】

 イングランド代表のロイ・ホジソン監督は、2018年に行われるワールドカップ・ロシア大会までチームを率いる可能性があると、英紙『デイリー・ミラー』が報じている。

 “スリーライオンズ”の指揮官は現在、2016年の欧州選手権(ユーロ)フランス大会の決勝まで指揮を執る契約を交わしているが、本大会を戦う頃には69歳を迎える。だが記事によると、同監督が仮にフランスで好成績を残せば、契約を2年間延長し、W杯まで監督を続ける意向があるという。

「どうなるかは分からない。その時が来れば自分にとって正しい決断をする自信はある。あと2、3年続けられれば喜ばしいことだ」

 2012年5月にホジソン監督就任以降のイングランド代表は、37試合で21勝5敗11分。2014年のW杯ブラジル大会では優勝経験があるイタリアやウルグアイと「死の組」に入り、56年ぶり3度目のグループリーグ敗退に終わった。しかし、本大会では若手選手を積極的に起用し、国内では同じ路線でのチーム強化が賢明と判断され、ユーロまで指揮を任されている。

「ハリー・ケインを含む何人かの若手選手は2018年を迎えても20代前半のままだ。彼らのピークは2022年になるだろう。だが全盛期を迎える前に勝ち癖を身につけなければ、成長は止まってしまう。2016年も2018年も我々はベストを尽くす覚悟があるし、フランスでは優勝を狙う」と育成と同時に結果にもこだわる姿勢を強調した。

 また、代表チームのコーチングスタッフを務めながら解説業も行うギャリー・ネビル氏については、テレビ出演を控え、今すぐ本格的な指導の道を歩むべきと主張する。

 「彼ほどの人間なら解説業は難しいものではない。試合を観て、意見を述べるだけだ。彼が指導者を目指さなければ、それは英国フットボール界にとって損失になる。協会が誰を選ぶかは分からないが、彼には優秀なイングランド代表監督になれるポテンシャルが備わっている」

  同紙は、ユーロ終了時にFA(イングランドサッカー協会)とのコーチ契約が切れるネビル氏が近い将来、テレビ解説を続けるか指導に専念するか決断を迫られるだろうと伝えている。

【了】

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