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Jリーグ 9年前

アニメはJリーグ人気向上の起爆剤となるか? J2クラブとの異色コラボが実現した理由

サッカーとアニメ。一見すると共通点がなさそうな分野でのコラボレーションが実現した。J2の3クラブがそれぞれ縁のあるアニメとのコラボを発表。果たして、停滞するJリーグの人気を爆発させるきっかけとなるのか? 異色コラボの背景に迫った。

text by 後藤勝

J2の3クラブが『甘ブリ』『のうりん』『ガルパン』とコラボ

 果たしてアニメは国内サッカー人気の起爆剤となりえるのか──。

アニメはJリーグ人気向上の起爆剤となるか? J2クラブとの異色コラボが実現した理由
J2の3クラブがアニメと合体【イラスト:(C)賀東招二・なかじまゆか/甘ブリ再生委員会、(C)2014白鳥士郎・SBクリエイティブ/のうりんプロジェクト、(C)GIRLS und PANZER Film Projekt】

 Jリーグ開幕を約一週間後に控えた2月27日、都内で『アニ×サカ!! 発表記者会見』が行われ、メーカーも業種も横断しての「アニメ×サッカー」コラボレーション企画をぶち上げた。

 Jクラブとアニメコンテンツのタイアップ、コラボ企画が急増しているなか、昨年に同様の企画で実績のあるJ2の3クラブが合体した。この取り組みはもちろん複数のアニメメーカーを横断することになる。

 題材は東京ヴェルディと『甘城ブリリアントパーク』、FC岐阜と『のうりん』、水戸ホーリーホックと『ガールズ&パンツァー』。岐阜×のうりん、水戸×ガルパンにはこれまでにも実績がある(※のうりんコラボマッチは昨年8月31日野菜の日に開催。ガルパンコラボマッチは2013年11月に初開催、2014年度は三回開催)が、東京Vと甘ブリの組み合わせは初めて。

 昨年、『とある科学の超電磁砲』とのコラボ企画「とあるアニメの蹴球試合」を11月1日に開催した東京Vは「おそらく普段サッカーを観に来ていないだろう方たちに来て頂けた」(新熊康助東京ヴェルディ・ソーシャルメディアディレクター)との手応えを得て、味の素スタジアムらしき競技場、稲城ならぬ甘城の遊園地が登場する2014年秋アニメ『甘ブリ』とのコラボに踏み切った恰好だ。

 具体的な施策としては、北から順に水戸ホーリーホック、東京ヴェルディ、FC岐阜の3クラブが互いの対戦カード6試合をコラボマッチに設定、コラボ限定グッズ販売などに取り組んでいく。また、アウェイチームの特産品を扱い、クラブと地域とアニメ作品を応援してもらおうという意向もあるようだ。対象となる試合は以下のとおり。

3/21(土) 明治安田生命J2リーグ 第3節 東京V対水戸(13時/味スタ)
4/11(土) 明治安田生命J2リーグ 第7節 東京V対岐阜(16時/味スタ)
5/31(日) 明治安田生命J2リーグ 第16節 岐阜対水戸(18時/長良川)
7/8(水) 明治安田生命J2リーグ 第22節 岐阜対東京V(19時/長良川)
9/27(日) 明治安田生命J2リーグ 第34節 水戸対岐阜(未定/Ksスタ)
10/18(日) 明治安田生命J2リーグ 第38節 水戸対東京V(未定/Ksスタ)

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