「鹿島好き」。水戸の社長を動揺させる声優
さまざまな許諾をとりながら準備をしなくてはいけない企画で、3月に早くも対象試合がやってくる東京Vはかなりのハードワークを余儀なくされていると推察するが、既に甘ブリとのコラボイラストは完成している。
味スタのゲート前で左からモッフル、可児江西也、千斗いすずが立つ姿だ(登壇したモッフルは通訳を務めた(株)KADOKAWA角川書店アニメ宣伝課暮地圭佑氏の口を借り「西也の表情はいけすかないふも」との反応)。
このほかガルパンは西住みほのアニサカグッズ用描き下ろしイラストが完成、のうりんも草壁ゆかのアニサカグッズ用イラストを作成中との報告があった。
グッズではのうりん×岐阜とガルパン×水戸にコラボユニフォームの発売予定がある(岐阜は今月半ばから予約開始予定。水戸は予約受付中)。ガルパン×水戸は大洗女子学園戦車道チーム全員が前列青、後列ピンクで整列した絵柄のカレンダーを発売。また甘ブリ×東京Vはモッフルとヴェルディくんをあしらう図柄のコラボタオルマフラー付きチケットを販売中だ。
いずれもそれぞれの作品のファンの購買意欲をそそるもの。アニメファンをJリーグへと誘うことで、化学反応を起こそうという狙いが見てとれる。
この企画について関係者はどう思っているのか。以下に会見の様子から印象深い箇所を拾っていこう。
チチャリート(現レアル・マドリーのハビエル・エルナンデス)推しで「スタジアムは海外でしか行ったことがない」というかなり骨太な欧州サッカーファンの『のうりん』バイオ鈴木役・大坪由佳は「鹿島が好き」と公言して横にいる水戸の沼田邦郎社長を動揺させつつ、「岐阜は県のかたちが犬」「自分がかかわった作品がかたちに残るのはうれしい」と、岐阜とのコラボユニフォームに感慨深げ。
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