チェルシーはまたもサポーターによる差別問題が起きてしまった【写真:Getty Images】
チェルシーはキャピタル・ワン・カップ決勝で見事な優勝を飾った。しかし、その直後にまたも悲しい事件が起きてしまったようだ。
2日付の英紙『デイリー・メール』は、決勝戦の後にチェルシーサポーターとみられる人物が差別的な行動を取ったのではないかと報じている。
同紙によれば、決勝戦後、ロンドンのターミナル駅であるユーストン駅からマンチェスターに向かう電車内で、4人の人物が差別的なチャントを歌っていた。他の乗客からの苦情を受けたイギリスの交通警察は、ロンドンとマンチェスターのおよそ中間に位置するストークで電車に乗り込み、問題となった人物を電車から降ろしたという。
この電車に同乗していた人物は、同紙に対して「非常に不快で攻撃的なものだった。とある黒人乗客は、嫌気がさして他の車両に移っていた。そして、一人の少女は泣いていたよ」と語った。
チェルシーの広報担当は「彼らがチェルシーサポーターだという確証は持てていない。だが、もし彼らが本当にチェルシーサポーターなのであれば、我々はイギリス交通警察の調査に協力する」と話している。
チェルシーは、2月17日にアウェイで行われたチャンピオンズリーグ、パリ・サンジェルマン戦後、一部のサポーターが黒人男性を乗車拒否したとして問題となり、該当人物にはスタジアムへの入場禁止処分が下されている。今回も事実が確認されれば、処分が下される可能性もある。
ジョゼ・モウリーニョ監督復帰後初のタイトルとなったチェルシーだったが、再び大きな議論を呼ぶことになりそうだ。
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