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霜田氏が続投を表明「このタイミングで放り出すのは無責任だと思った」

text by 編集部 photo by Getty Images

「プロセスや内容重視」もベテラン主体。ズレが生じた強化策と現場。求められる将来への若返り
霜田正浩技術委員長【写真:Getty Images】

 日本サッカー協会(JFA)は12日、日本代表の新監督にヴァイッド・ハリルホジッチ氏の就任を正式に発表した。会見には霜田正浩技術委員長が出席し、ハリルホジッチ監督の就任の経緯などを説明した。

 霜田氏は、ハビエル・アギーレ前監督の契約解除に伴う大仁邦彌会長らの給与自主返納の発表の際、大仁会長に辞任の意向を伝えていたといわれている。

 その件について記者から質問された霜田氏はまず、「大仁会長や原専務理事にそのような気持ちを伝えたことは事実です」と辞任の意向を伝えたことを認めた。

 そして、「次の3月の(親善)試合、あるいは6月のW杯予選のスケジュールも待ってくれないし、日本代表が止まる訳にもいかないので、次の監督を探すことがまずは責任を全うすることだと言っていただきまして、ハリルホジッチ監督の招聘に、技術委員会全員であたってきました」と協会に留まるよう説得されたことを明かした。

 協会残留を決意した理由としては「今このタイミングで彼(ハリルホジッチ監督)と話をし、日本に来てもらうよう説得し、人間同士の繋がりの中でこちらに来てもらった以上、仕事を放り出すのは無責任だと思っています」と説明した。

 今後の自らの役割は「新しい監督が決まり、新しい監督が決まりましたので、今私がやれることはハリルホジッチ監督をちゃんとサポートすること」だと、今後も技術委員長を続けていくことを表明した。

【了】

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